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大勢の知人がいた 街を歩けば知り合いに会う それが嫌でなるべく話をせずにすむように多忙なふりをしていた
孤独より寂しいのがやりきれない 孤独は我が家のようにすら感じる 他人が側にいても距離を感じる時にやりきれなさも味わう いっそ一人の方がいい、そう思う 一人で過ごしていると昔の様々な思い出が蘇ってくる 特に新坂の言葉と姿勢が鮮明に浮かぶ 顔を思い出そうとするのだが描けない 空気のように捕まえられない姿を捉えようとする ただ一緒に過ごしていた時間だけは鮮明だ 私も新坂も見えないのだが、二人の間に流れていた空気だけは忘れない 唯一、私が気を使わずありのままでいられた存在だったのだと思う
思い出せば不思議な出会いだった
松原と言う地名は私が生まれた場所であり、その後、大阪に越してきて母親が暮らしていた住所でもある 松原と言う響きを意識していた訳でもないのに偶然にも札幌で住んだアパートが松原荘だった 気付いたのは最近になってからなんだが まるで私に付きまとう運命を暗示しているかのようにすら感じる 逃げようとあがいていた頃は運命が恐ろしい顔つきをしていた 運命の中には新坂もいたのだと思うと逃げたいと思う気持ちが失せていく 否、逃げなくても良かったのだと 今は過去のことは過去のことにして現実と目の前にあるものを見つめている 私の心が欲するものが何であるかを把握している
多くを望まない心は清貧だが、逆に厄介でもある なにものとも取り替え不可能なものを望むが故に 私の命が一つしかないように心が欲するものも一つしかない 心と心臓 見えない命と見える命の違いなんだろう
拷問にあっても口を割らない頑固な人だけが愛の苦悩に耐えうる 運命愛と言うものがあるとしたら地獄のような孤独に耐えうる人間だけが経験する
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