共有したくない時間

昔、勤めていた病院の同僚と会う為、私は京都駅までチャリを飛ばした。４時間程会話したのだが何一つ印象に残る会話が無かったのが不思議。で、帰ってから会話を巻き戻し吟味したところ彼女はその場しのぎの言葉を無責任に発言しているだけだった。
私は早速いらぬお節介と知りつつメールを送った。
返信は[もう、あわん]だ。
彼女は私の娘に非常によく似ている。他人だから適当に付き合えるのだ。だが、我が子となればそうは行かない。いくら血が繋がっていても会話が噛み合わない、気が合わない、波長が合わないとくりゃ、もうイヤ！にもなる。
同僚の彼女もだが、非常に常識人だ。知識だけはワンサカ持っているのだが、いかんせん感性がない。退屈な彼女を楽しませる為に私は男の店員のお尻を触ったり、リップサービスに励んでその場を何とか楽しい時間にしたのだが、やはり、相性は大事です。
中身のない会話とユーモアのない会話は退屈極まりない。
でもこう言うタイプの人間は世渡りは上手いんだよ。マニュアルさえ渡しておいたら、コンピューター並みに物事をこなす。
そのかわり軌道から外れたら役立たずになるんだが。