忍者ブログ
携帯から書く日々ブログ
[1760] [1759] [1758] [1757] [1756] [1755] [1754] [1753] [1752] [1751] [1750]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

新坂、心が乱れると君と過ごした日々を思う 私だけが一方的に不安を抱え怯えていただけで、あの頃の光景にはただ静かに降る雪のような日々があった
雪の降る横断歩道で新坂が黙って私を見ていた時一瞬全てが凍りついてしまったように思えた どんな気持ちだったのだろうか 新坂は感情をあまり表に現すことが無くて、一見冷静に見えた 新坂の心のうちは私には分からない ただ、あの後、アパートを出て行く日に玄関で会った新坂の心は私が知らない人だったのだけは確かだ
新坂が穏やかだったのは私への信頼があったからなんだろうね それを私は裏切ったんだ 残酷だったかも知れないけど、かえって良かったんじゃないかな 好きか嫌いかで悩んでいる私より目の前に現実を突きつけられた方が諦めは付けやすいと思う 確かにいっときは傷つくかも知れないのだが、気持ちは切り替えられる 私は新坂と付き合いながら不安でいっぱいだった 新坂、死ぬことより不安に怯えて過ごすことの方が苦しいんだよ 新坂が私に抱いていた信頼が私に届かなかったのは私に自信がなかったからなんだが、今の私なら率直に聞いていただろう[私のどこが好き?] 単純なことなのに出来なかった 聞くことで自分には見えていなかった私と言う存在が見えてくる 多分、無意識のうちに自分を知りたくないと言う思いもあったんだ 無意識の中に眠る自己は良きにつけ悪しきにつけ身を潜めた潜在的なものでしかない 自分の無意識に気付く度に新坂が愛した私に気づいていく 根本的な人間性への信頼と言うものがある
それは恋愛を超えた人間性への揺るがぬ確信なのだろう
PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


トラックバック
この記事にトラックバックする:


忍者ブログ [PR]
カレンダー
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
[05/17 backlink service]
[02/04 オトナの即愛倶楽部]
最新記事
(04/22)
(04/18)
(04/15)
(04/14)
(04/14)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
最古記事
(06/24)
(06/25)
(06/26)
(06/26)
(06/27)
アクセス解析