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サライの所に向かいながら私は心の中で虚しさを感じていた。虚しさを誤魔化すために向かっているのだと意識していた。
歩きながら私は神様に慈悲を求めていた。(あなたが私を少しでも愛しているなら…)その後は無言の言葉にもならない祈りに通じていた。まだ私は人間として正気を保っている。だがこれ以上先に行けば保つだけの自信はないように思える。死ぬことより人間らしさを失う恐怖の方が強い。
ひっきりなしに襲われる不整脈の度に私は祈る。壊れたポンコツの心臓がコトッと止まる瞬間を夢みる。
私が辛うじて生き長らえていられるのはポンコツの心臓では無く、目には見えない心の躍動でしかない。だがその心はサライの心としか動かないように思える。サライの心が死ねば私の心も死んでいくのだと言う不安。
何故、出会ったのだろう。逢わなければ私は知らずにすんだのだと言う後悔と人間にしか許されない関わりがあるのだと言う喜びと苦しみを何度も行き来する。愛するなら誰でも構わないのだとも言い聞かせる。
そう、愛するだけなら誰でも構わない。だが、心が鼓動を刻む相手は限られている。それが私に虚無感を与える。
一人では生きていけない弱さを見せつける。一人では動かない心はポンコツの心臓より始末が悪い。
これちょい前に書いたのだが、読み返していたらある人のことを思い出した。
私と彼と彼の奥さんの三人で食事をしていた時、彼は大の大人である奥さんをまるで子供を叱るようになじった後[僕は彼女を愛している]この話をある別の人に話したら、愛しているの意味解釈が扁平なんだと思ったことがある。
愛してると言う言葉の意味は多様性があるのではなかろうか。愛していても愛されたくはない人がいる。与えはしても受け取りたくない場合がある。
彼曰わく[君は人のものは自分のもの自分のものは自分のものだ]彼のセリフをそのままここに記したんだが、この意味が何を言わんとしているかを理解出来る人も少ないのではないだろうか。
彼が頻繁に言っていた言葉に[自意識過剰]と言うのがある。これも印象深く記憶に残っている。
脇目もふらず愛するものを追いかけてきたハンター精神の持ち主らしい言葉だ。捕まえた獲物が自意識過剰で人を愛することの出来ない能なしだったとはね。
あの当時私は元旦那と別居していてその理由も聞かれた。
[なんで別居したの?][面白くないから]何となく口をついて出た言葉が真意を突いていたりする。本音は油断した時にある。
多分、人を愛するから愛されもするのだと思うよ。[僕は彼女を愛しているんだが愛されてはいない]が正しいのだろう。でも彼女は愛していると勘違いしている、ってとこかな。愛するって複雑でんな。
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