携帯から書く日々ブログ
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同じ経験をしても感性が違うと全くの別人になる。
サライ、君の過去は知らないが君が歩いてきた道なら私にも分かる。苦労した分、人は優しくなるってのは嘘だ。そうなる人間になるだけの感性がない人間は苦労しても意味はないんだ。経験ではなく資質のようなものに思える。 この世界には秘密結社がある。人間の言葉を覚える前に私は何度も聞いてきた。君とはあまり会話をしないのだが、ただ目を見ているだけで十分伝わっていた。サライ、コスモスの花はもう枯れた頃だろうか、君ならあの花が何を意味するのかを読み解くだろう。私と君の会話はいつも謎めいていた。 誰にも聞こえてはいない。誰にも知られはしない。 君は逃げることが出来るのだろうか。 私は逃げ切れなかったのだが、なんだか歩き続けた道に帰ってきたら妙に気持ちが穏やかになっている。 昨日まで全てが灰色に見えていた。 夜明け前なのか日暮れ前なのか分からない灰色の雲谷をさ迷っていた。 一夜でこんなにも世界は変わるものなのか。まだ分からないのだが、フッと夜明けと夕暮れは同じ灰色なんだと思った。いろんな人に会う度に君と言う人間が特異体質な存在であるのだと知る。 PR |
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