神は愛なり 愛は神なり

[おまえは人間に生まれたのだ 人間の中に神を探しなさい]私は人間の愛こそが神に等しい創造が出来るのだとも思う それは私が不毛の大地に生まれ、生きる意味すら見失っていた頃聞いた囁きでもある その声は消えかからんばかりの囁きに近かった だが不思議な囁きでもあった 人間の言葉を超えた不屈な囁きでもあった
愛を見失った現代と言っても過言ではないだろう その結果がこの悲惨な現実を生み出している 私自身に関しても愛のない結婚が如何に悲惨で悲しい結末しかないのだと身をもって知った 沢山の犠牲を払い愛する意味を学んできたように思う 側にいても寂しい思いしか味わえない関わりに何の意味があるのだろう 中断！サライから電話だ 私にはサライがいる この現実に心から愛する存在がいる サライと私には子供はいらない その必要がないのだとしか思えない 愛が神なら私とサライは無から全てを創造する愛を持っている 神があらゆるものを創造したように私はサライの笑顔の為なら魔法使いにも神にもなれる と、ここまで書いていたら又サライから電話 これで三回目のコール つい笑ってしまう ぶっきらぼうで無愛想で口数が少なくて でも温かい生身の人間らしさを失わない人 愛したくなる存在それがサライ 神様が私にくれた最高の贈り物 愛してるサライ…言葉にするとそんな単純なものだけど、多分言葉になりはしない思いが
ある 私たちは殆ど無言で語りあったのだと振り返り思う 愛してるも好きも無言には勝てない