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サライと私がキスするとサライのほっぺにあるほくろと私の涙ほくろが重なるんだと気付いた ほくろが寄り添うって面白いね 小学校の頃好きだった玉井君もほくろがあった 運命などと言うものを容易く信じるほど私は単純ではないつもりなんだが、そこだけが印象に残っていて サライの時もほくろが印象に残っていた 店員さんにサライのことを尋ねた時[背広が似合わなくて、左のほっぺにほくろがある人]って聞いたら、ほくろより背広が似合わないで伝わったような… サライと私の出会いは偶然なんだが、目印は背広が似合わないってことかも知れない。感じたことを信じて歩く…何の保証もないのだが、人間の中の感性なるものが正しい道を示しているように思えた 現実から遠く離れた世界から微かに呼びかける囁きがあるようにサライと私の不思議な共通点は神様の仕業にすら思える時がある 不確かな感性に勇気を与える為に現実的な共通点を付け加えたような。 サライの独占欲は子供のようにすら感じる 大人になるって何だろうね いろんな純粋な欲望をガラクタに代え
てしまうことなのかな まさしく悪魔の子サライと名付けたのは当たっていた 多分、子供って悪魔の子みたいなもので母親の愛情を独り占めするなら何でもやらかしてしまいそうなところがある 私から見たサライは子供のような感じなんだが、別の人から見たサライは父親のように見えるってのも不思議なんだ 愛に国境はないと言うが、事実なんだなぁと思う 先日、会った子もそうだが、まさに電撃的としか言いようのない出会いがあったりする 心に直線響くような何かが
サライは私の様々な側面を引き出してくれる打ち出の小槌のようにいろんな気分にさせてくれる 親も子供も自分の意志では選べないのだが、好きな人は選べる それがサライだった 出来たら好きな人のもとに生まれたかったと言う願望が人にはある
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