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天変地異を恐れて人身御供として、生け贄に人間を捧げたなんてのがあった時代がある。
案外人身御供として捧げられた人間こそが価値ある人間性を備えていたのではなかろうか。
自然による災害に対しては私自身が自然の中で生きてきているからなのかあまり恐怖を感じることはないので、人身御供を捧げてまで自然の災害から逃げたいとは思わなんだ。
私は逆に自然が無かったら今頃餓死していたかも知れない。話が横路にそれるようだが、日航機墜落の時、奇跡的に一人の人間が生き残った。正に奇跡としか思えぬ出来事が起きる。そう言う経験をし、生き残った人間には何かしらの生命力の強かさを感じる。あまりいじらない方がいいのもある。
人身御供を捧げるより神のみぞ知るの心境で大いなる力に身を委ねるのもいいんでないの。
神は愛なり、愛は神なり。人間に宿る神は愛を通して語られるんだなぁ。
人身御供の意識には人間ではなく動物的な生き残り作戦しか感じない。
人身御供を捧げて生き残った人間がカスばかりだったりもする。人身御供で自然が同情してくれるほど優しくはないんだとも思うしね。
不安からの逃避なんだろうね。徹底的に逃げたいんなら死ぬのが一番手っ取り早いのだ。
そこまでは不安もやってくることは出来ない。要するに人間は生きている限り不安からは逃げられないように出来てんだ。
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