携帯から書く日々ブログ
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騙された!と言ったのは元旦那。私は騙した覚えは全くない。ただ、暫しの間奴の好みの女を演じてあげただけ。つまらない女をね。
奴だけではない。新坂以外の男たちは全員私の芝居にまんまと引っかかってしまったトンマ連中だ。男は単純とは言うが騙されるような男は単純とは言わないんだ、それは単なる馬鹿でしかない。 大概の男が幼稚で、扱い易く、従順な女に落ちるのだが、そう言う女は飽きてくるのか知らないが、浮気する男が圧倒的に多い。そりゃそうだろう。相手がいないに等しい一人よがりなんだから、家政婦並みにしか扱わない。 賢い男は騙された、なんて間抜けな発言はしない。[君は狸だね]誉めてくれた人がいる。最後まで芝居で幕を閉じた。本心や本当の自分は出そうと思って出てくるもんじゃない。否、出て来ないのかも知れない。舞台表には決して出て来ないのが真の役者だ。人に夢を売る商売だから、常に覚めているのだろう。 人の目、それは私にとってカメラのようなものでしかない。今、目の前にいる人の意識に訴えるような刺激的な芝居をするだけ。仕事が終わると私は舞台を降りて、すっぴんになる。体中から力が抜けたようにぼけーと過ごす時間がある。 役者である間は指先まで神経が張り巡らされている。だからこそ観客も魅了される。 すっぴんの私はどんな人だったのか、それさえ忘れていた。距離感のない人が理想かも知れない。私がすっぴんになると全ては遠退いていく。 物言わぬ私の傍らにサライだけが黙って私を見ている。 PR |
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