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物悲しげな様子…だそうな 北海道へ旅行した 子供と一緒だったのに私は相変わらずだったんだろう 自分に言い聞かせていたのかもしれない (幸せなんだ…) でも嘘は見抜かれる 船のデッキから真冬の暗い海を眺めていた時に背後を数名の男性が通りがかり、私に呟いた[奥さん死んだらあかん 生きていたらいいことある]冗談半分だったんだろうがあれが真実の私の気持ちだった、と今思う 幸せ、と自分に言い聞かせて騙していただけ 家庭があり子供がいる…それが家族、そう考えていた 感じて、じゃなく 家庭と言うものを頭で一生懸命作り出していた 本当の幸せは心のずっと深いところから溢れてきて言葉にはならない 言葉にする必要などないのが本当の幸せ 私と新坂には殆ど会話がなかった サライと同じように新坂もゲラゲラ笑う類の人種ではない まず私は新坂や石川さんのゲラゲラ笑いを一度も聞いたことがないのだ
新坂の記憶を辿っていくと自ずと石川さんやサライに繋がる 最近、私は騒々しい人間が苦手になってきている ほのぼのとした新坂の背中や大きな手に無言の信頼を感じる 石川さんもだけどね
二人とも哀愁、と言う言葉がピタリくる 悲しいことや辛いことがあっても愚痴らない そんな日々が彼らを哀愁のある男に仕立てあげたんだと思っている 拷問にあっても口を割らないタイプの人間は魅力的だ 彼らに共通した部分は[死]でもある 何かに貫かれたような姿勢の真ん中を[死]が貫いている 多勢に無勢は辛いのだが、死を味方につけた孤独は強い 正に無敵ともなる だから孤独なんだけどね 哀愁…孤独な人間だけが漂わせる独特な空気がある
孤独になる資質もある 新坂はあの時まだ21だったけど早々と孤独な資質を備えていた 孤独になりたくてもなれるものじゃない 孤立なら簡単になれる
嫌われる人間と恐れられる人間の違いかも 二つのものは似ている 孤立と孤独が似た顔をしているように 強さから生まれたのが孤独 弱さから生まれたのが孤立 そんな風に感じる いい男を見てきたから分かる感想でもある ついでに最悪も見てきた
強い人間は他人の良いところを見、弱い人間は弱点を見る 最低だ
新坂は私の弱点を愛おしんでくれた 多分、そういうのを隠そうとしないのがいいんだ 無防備で生きるって強くなかったら出来ないんだって、今日思った
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