携帯から書く日々ブログ
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
様々な大地をさすらいあなたを見知った者を探し歩いた。私が胸に抱いているあなただ。聖書に書かれた神では無く私だけが知ってるあなただ。だが誰もあなたの心を知る者はいなかった。彼らはオウムのようにあなたの言葉を真似るだけだ。そうではない。あなたは時に風となり、時に雨となり巡る存在だ。芸術そのものだ。画家はあなたの姿を表現しようとした。音楽家もそうだ。全ての芸術家があなたに憧れ幾度その姿を形にしようとした事か。けれどあなたはキャンパスにも収まりはしない。私達人間はあなたを捕まえる事は出来ない。息吹きを感じるしかないのだ。 幾度打ち砕かれようとあなたは時代をさ迷う。一つの肉体から肉体へと渡り歩き永遠に時代を生きる。それがあなただ。人間の愚かさが成した屍の上をあなたは軽やかな足取りで戦場を嘲りつつ進む。あなたにとって人間の愚かさは大した事ではない。 嘆き悲しむ者の叫びにあなたは囁く。 私を探すのではなく人間の内に神を見いだせと。全ての人間の中に神は存在する。それは神となる事ではない。自分の内に神を見いだす事と神になる事とは違う。人間はあなたに憧れる。けれど誰もあ
なたにはなれない。あなたは全てであるが、私達人間はあなたの部分、一部に過ぎない。それで充分です。永遠にあなたの一部として、あるいは子供としての私です。本当に私はあなたをとうの昔から知っていたのだ。誰かに教えてもらう以前から私はあなたを知っていた。 さすらったのはあなたが真実なら私以外にもあなたを知る者がいるはず。そう思い尋ね歩いた道がある。 私の中に住んでるあなたを探し歩くなんて。今では滑稽に思える。あなたの住まいは教会だとばかり思っていた。生憎な事に教会の門は閉じられていた。私はそこに入る事が出来なかった日の事を今でも覚えている。絶望感。だが、違っていた。そこにあなたはいないと今では分かる。 PR |
カレンダー
フリーエリア
最新トラックバック
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
ブログ内検索
アクセス解析
|