携帯から書く日々ブログ
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[…さん結婚してるの?] してるよって言ったら[物好きだな] そうだろうね 私を好きになるのは相当の物好きに違いない
新坂は[俺、顔には惚れないんだ]私のコンプレックスを庇うように呟いていた ブティックを経営していた頃私は客に商品を売りながらウンザリしていた (中身のない人間は飽きてくる) あの頃、私の周りの連中は子育てに忙しく自分を育てる暇がないのだと自分に言い聞かせていたのだが、結局、いつまでたっても変わらない人がいる 物好きだね、と言ってた彼の奥方は凄い美人だった 私は彼女と会う度に苛ついていた[貴方、話さなかったら美人なのにね] 彼女の口から出る言葉の全ては誰かさんの受け売りで中身が間違えて入っている 私の馬鹿息子は長年プータローだったんだが、何故か彼にはいい感性を感じる 人生経験はないのだが物事の本質を見抜く眼力が備わっている 後は彼が生きて行く途上で経験へと実験するだけだ 心と言う場にはその人間が経験すべき物事が予め備わっている 彼の言葉はその心から発せられた無意識の意識でもある 素直で優しい子だから心に誠実に生きてくれるだろう、と言うのが私の感想だ 私をウンザリさせた女や男には意識を超えた意識なるものが感じらなかったんだと思う 心は無意識に眠る存在だ そこから発せられる言葉の意味はその心の持ち主の道しるべに他ならない 新坂は私を庇ってくれたのだが、本質を見抜いての言葉でもあったのだと思う 息子が何気なく発した言葉や行動に息子の健全な心を垣間見たが故に信頼もあった それは新坂が私に寄せた信頼に似ている 同類にしか感じれない世界がある 息子は昔[お母さんの世界には僕は入って行けない]と言っていた その時期が来れば自然に彼はその世界に踏み込んで行く それからでも遅くはない 内的な人間はそうはいない 保持するには強くあらねばならない PR |
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