携帯から書く日々ブログ
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時の彼方にその人は佇む 微かに口元に笑みを浮かべて 記憶にさえ残らないほど自然に過ごしていた あれは特別な関係だったのだとあらゆる物事が語りかけてくる あの頃を客観視することは出来ない 私と新坂の間に流れていた優しい音色は見ることも描くことも出来ない 経験したものだけが知っている 愛し合う二人の人間から放たれる音色は言葉になる以前のものだと言うことを
時を遥かに超えて私を何度も呼び戻し続けた不屈の愛があるようにすら思える 愛は自我を焼き尽くす炎である、とも言われる もともと私には自我などなかった 人を憎まぬ心、妬まぬ心 その心のままだけで良かったのだと今更ながら思う 心のある人間ならそれがいかなるものであるかを知っている 常識に縛られず心が感じたままに動く私を[まんがは面白いね]あの言葉に嘘はない 人が大人になるのは自分の命に等しい存在と出会った時であろう 新坂の背中が大きく見えたのはそこに新坂の意識が反映されていたからだと思う 私たち人間は見えない意識にがんじがらめにされている まるで一本の木に蔦が絡まっているような感覚だ 私は思うことがある 魂も心も自由を愛するのだと 魂の半分は外にある 自己と外の世界に調和をもたらすために引き裂かれたのだと 個無くして世界はあり得ず世界無くしては個は有り得ない PR |
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