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社会的成功を収めた君が私の前では少年のように見えた。
不思議だった。
君ともあろう男が私如きの者に懇願する様子は理解出来なかった。
からかわれているとしか思えなかった。数日後に電話を入れると生憎君は出先だと告げられた。
名前だけを受け付けの女性に告げた。
すぐさま君からの電話が入った。
[良ければ飲みにでも行きませんか]すかさず君は[今日ですか?]あの時の君の声は君らしくはなかった。
焦りのようなものを感じた。社会の頂点を極めても満たされないものがある。
そんな印象を受けたのは君と飲みに行った時だ。
私は君に教えてもらった気がする。自分の心に正直に生きる事はなんら恥ずべきものではないと。
心を守り通した人として今なお尊敬を持ち君を思い出す。人としてあるべき姿を君に見たように思う。
私も本音を語れる人はいない。君の奥方から私は狐で君は狸だと言われた時は、なんだ同類かと安心した。
先日似たような人に会い、君も狸だねと言ったら怒っていた。君と私の会話は世間では通用しない。誉め言葉として、辛辣な物言いをする。言わんとしている内容の解釈が全く異なる。
恐らく彼はまだ自分が狸であることには気がついてはいないのだ。私の言葉を蔑みとしか思ってないのだろう。
一応謝っておいたが、いずれ誤解も解ける日がくるだろう。言葉の意味の解釈は人に寄り異なる。
私と君は互いに了解しあっていたのだと思う。
私が自分の心に正直になれなかっただけで、とんだすれ違いをしてしまったが、学ぶべきことはあった。
いくら経験を積んでも人は愛する者の前では恐れおののくのかも知れない。
私が神を恐れるのは逆鱗にふれるからではない。見捨てられることを恐れる。
それと似た感情が恋にもあるのかも知れない。
私にとって神とは如何なる存在なのか定かではない。少なくとも教会にいるように人から崇められるような存在ではないことだけは確かだ。人間としてこれだけは信じられると言うような漠然とした存在だ。
自分を信じれる人を私は愛する。それが君だった。
自分を見限った人は嫌いだ。私なんかーそう言うセリフを謙遜した風に使うが、私は嫌いだ。謙虚な人は黙って努力する。そう言う人は素敵だ。自分に足りないものを知ってるんだ。
愛する者の前で不安になるのも同じ感覚なんだろう。
自分は君に相応しくないのだと勝手に思い込んでいる。ただ、ひたむきに生きている人が好きであって、何者かなんてどうでもいいのかも知れない。
私も君に対してそんな感情を持った。相応しくないと。
その事を君の奥方に言った。[大丈夫よ、あなたの旦那さんは私を女とは見てないから]と。奥方から意外な言葉が返って来た。
[あの人は女に惚れる人じゃない、才能に惚れる人だから]その意味が分かる。私も才能に惚れて付き合っていたのだが、男として見ていない私に不信感をもったようだ。
世の中には恋愛でしか人と人を結びつける術はないのかと残念に思う。
思いやりや優しさは人との絆とはなり得ないのか。そこから出発したなら私は恋愛を超えた関係が築けるのではないかと思う。
残念でならない。楽しい人に会って喜んでいたのだが[男と女の友情は信じない]と言われてしまった。しかし、君と私には確かに存在した。私を一人の人間として敬意を払ってくれました。
だから私は今でも信じています。全ての者達が友情を持てるのだと。特別な感情ではなく、ごく自然にです。
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