携帯から書く日々ブログ
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
最初の物語りは新坂に。[君は変わってるね]
普通の人はね。お花が開いてから生まれてくるの。でも私は無理に開かされ、引っ張り出されたからひねくれ者になったんだ。 私の出生の秘密。 [僕は顔には惚れないんだ] 私が気にしているのを知っていたんだね。いろんな所に堂々と私を連れて行き、いつも優しく見守ってくれていた。 物語りはもう一つあったけど忘れてる。また、思い出すね。コンプレックスが私の重石だったのかな。馬鹿みたい。自信が無かったから受け取り損なったんだ。でも、一緒だ。愛する人を前にすると自信を無くす。 新坂が私にしてくれていたことを思い出しながら考える。 [僕に黙ってどうしていなくなるんだ]大阪から寂しくなり電話を入れたら怒られた。 それが普通の人の愛の在り方かも知れない。同じなんだ。心から愛してくれる人はみな、同じ心なんだ。 朝まで腕枕してくれたよね。腕が痺れないって聞いたら、[平気だよ]優しさと私が傷つけた思い出がだぶって悲しい。新坂は何一つ私を傷つけなかった。私には愛された経験がないから、愛されたいと言う思いだけが先走りしていた。目の前にいる人を見ていない。対象のない愛の幻を追いかけていたんだ。新坂、私好きな人がいる。新坂に似ている。私にどうして欲しかったのかなあと考える。亀沢と新坂が話しているのを聞いた。別れた後だけどね。[卒業したら結婚するつもりでいた] 多分私の場合はそう言うことが問題ではない。無意識に手に入れていたものを意識的に獲得し直さないと意味が分からなかったんだ。新坂は意味を教えてくれた。新坂に何もかも任せていたら良かったのかも知れない。信頼は自分が味わったから分かるんだ。幸せを。 無意識に私は新坂の鼓動を聞いて体が覚えていた。腕枕はいつも心臓のある左側だったから。 今なら、飛び込んでいける。 PR |
カレンダー
フリーエリア
最新トラックバック
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
ブログ内検索
アクセス解析
|