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小野小町は人がいつか老いさらばえて花がしおれていくように一時の美しさの哀れを知っていた 私を好きになってくれた人は容貌では無く違う側面を見ていたのだと思う 若い時には価値を見いだせなかったものに価値を見るようになってから彼らが私の何を愛していたのかが理解出来るようになった
小野小町は気付いていたのだろう 言い寄る男たちが一時の移ろいやすい色に群がる蜜蜂でしかないことを ものの哀れを知る人間は移ろいやすいものに惑わされたりはしないのかも知れない
生きると言うことは確実に老いと死へ向かって歩いている 知っていて生きてる人の言葉は潔さを感じる 新坂が私に唯一自分の希望を言ったことがある[俺は後の世に残るものを作りたいんだ]新坂から聞いたのはこれだけだ 自分のことを話す人ではなかったが常に行動で語っていた 覆せない真実に[死]がある
ある人が私に[死ぬことが怖くはないのですか]と聞いたことがある 怖くないとは言い切れないのだが避けられない宿命に怯えて過ごすのが嫌だからとしか答えられない 死を恐れるのは人間の本能だと思う、だからこそ人間らしい生き方も出来る ものの哀れを知る人は優しいんだね サライや新坂が私の心を捉えるのは[儚さ]を知った上で生きているからなんだと思う
独り暮らしを始めてから以前より死に近い場所に陣取っているような親しみを感じている
私は小野小町のような美人ではないが私に言い寄る男の心理はある程度感じている 若い時はそんな男連中相手に寂しさを紛らわせてもいたが、虚しいだけだと知ってから適当になった
小野小町は別名[穴なし小町]とも言われていたらしい なびかない女をこき下ろすしかない男を相手にしなかった小町は賢い 言い寄ったり小手先のテクニックを駆使し落ちるような人間なら3日もたてば飽きるだろう
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