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孤独な二人から一人を引くと、残りは人間ではなくなる
孤独な人で無くても私たち人間は他人と関わらずには生きれないように出来てる 赤ん坊の時に、その意識は刻印されたものでもあるのかも知れない 無意識に獲得した事柄ほど人間に影響を与える
人間になる、と、言うことは孤独になることなのだとも思う
あらゆる、精神的な危機から脱出を試みてきたのだが、愛する心からの脱出は不可能だと断念した 愛する力を人間に与えた神?は残酷な悪魔の顔も持ち合わせているらしい
人間の力が及ぶ範囲は限られている 様々な疑惑や迷信に取り憑かれた人間の心はざわついている そんな心境では間違いを犯すのが見えている 私には予知能力がある訳ではない、あらゆる偶然を如何に楽しみながら育てるしかないのだと思う
時々、ここが自分の限界だな、と感じることが多々ある そこから先は神の領域 そう思うと落ち着く
どうやら、私は売られた喧嘩は買わずには済まされないタイプなんだろう 内面から挑戦状を受け取る度に仁王立ちした私?が現れる
自立、それは、孤独をも意味している 私はこの社会で生きる為に好きでもない仕事をしている だが、たとえ、好きな仕事に就いたにしろ、私の孤独が消えるとは思えない
[魂は片割れを見つけるまで、幸せにはなれない] 芸術も娯楽も寂しい魂を慰めるために生まれたように思う でも、慰めに飲まれるようではおしまいだ
魂を持ち続けるのは至難の技に思えて、悪魔にでも売っちまおうか、とも思ったりする 多分、私が死なない限り魂は私の中に居座り続ける 正に[魂は居場所を定め、鉄の扉を閉める]だ それが、人間である証でもある 固い鉄の扉の内側から、孤独な叫びが微かに聞こえてくる 魂の道、それは人間が歩かなくてはならない道でもある ある人はこう思うだろう あいつが歩いてくれるんだから、俺たちは黙ってあいつの後を付いて歩くだけでいい、と だが、誰も自らの足で歩こうとはしない 引きづられた魂は死んだも同然だ
私は思う 魂はより高見を目指し突き進むだけだ、と 死を恐れて怯えて暮らすか、死をも超えた孤独を選ぶか、いずれかでしかない 前者は生きてはいないのだ、と思う
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