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いつでも私は人の目を見て話をしたり、会釈をする 相手に気付いたら立ち止まって挨拶もする そう言う場合互いに身体的に近づき会話なりをするのだが、愛し合う目は身体的な距離を無視し、物質的な壁を突破して言葉なき世界の不思議に出会う その瞳に射抜かれ死ぬ定めなら喜んで死んだであろうが、愛の矢は心臓では無く心を射抜くのだから始末が悪い 孤独な二人から一人を引いたら 残りは多分人ではなくなる 岩成達也さんと言う詩人?なのかな 彼が亡くなった婦人に感じていたのはこの世界に一人しかいないであろう存在を思わせる そこに私は人間の芸術の至高とも言える孤独と愛を感じる あなたが存在するから孤独さえ喜んで受け入れることが出来るのだと 真実の愛は剣と鞘の関係なんだろう 収まるところに収まったなら安らぎになる ジュリエットの胸に収まった剣は彼女に安らぎを与えた 凶器に似た狂おしい胸の炎を消すには命を絶つしか術を知らぬ愛がある 世界に一つしかない剣と鞘 神様が創ったとしか思えない人と人の巡り合わせ
そう言う人に巡り会った時人は人間に生まれた喜びを感じるのだとも思う 言語を超えた感動の瞬間 感じ合う魂のハーモニー 多分、そんな人間は頑固で孤独な人なんだと思ったりする 芸術を何らかの形にし残すのは一瞬を永遠に留めたいと言う心理もある 最高の感動を味わった者ならそう思うだろう 落ちる…としか形容出来ない 誰しもが言葉を失ってしまう瞬間に出会ったことがあると思う
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