携帯から書く日々ブログ
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一番大切な人を奪われた者の憎しみは強い。愛する我が子を奪われた母親の心は鬼にもなる。奪われるとは命に限らず、悪魔に奪われる事だってあり得る。
期待はしないが、人間として、こうあって欲しいと言う希望を子供に託す。 私は子供に何を願っただろう。幼い日のアルバムを捲りながら立ち止まる。過ぎ去った時を振り返り、可愛いだけの存在だった頃を懐かしむ。ペットではないから願う思いがある。アルバムの最初に[優しい子になって下さい]と記されている。 そうなんだなぁ。 子供に願った最初の思いはそれが基本になっている。 優しさがなんたるものかも分からず、漠然とよぎる憧れを子供に託す。 しかし、私は本当の優しさを知っていた訳ではない。最初から知ってる人間もいるだろう。残念な事に私は優しさを学ぶしかなかった。 あらゆる書物から学び、なお、自分の人生から得るしかない。私は多くの過ちを犯してきた。それらを踏まえて人間として如何に生きたいかを考える。 私が好きだった本がある。[愛の妖精] 私は幼い頃に読み大好きになった主人公コオロギ。彼女のような人間になりたいと願った。その思いは私の無意識に根ざしていたのだと思う。小さな木が枝葉を付けるように他の人を呼び込む。 大抵コオロギに似た人だった。 私になっている。 私なんだ。かっては他者であった存在が私の中の血となり肉となる。 育まれた私を否定された時、愛する者を奪われたように感じるのかも知れない。時をかけ築かれた自己がある。 私の子供に等しい存在。 奪われたら鬼にもなる。 PR |
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