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いくら手探りしても貴方の心臓は動かない 凍えた心は、酸素不足の金魚のようにあえぐ。 死因は不明。外傷もなく、反応もない。なのに巷を歩き回り、心なき行為繰り返す。 どうやらまだ生きてるらしい。ベットの角で強かに足の小指を打ち付け、痛みがある。叔父が亡くなった時、火葬場まで行き、見送った。(さぞ、熱かろうなぁ)生きてる私は思う。けれど、叔父は何も感じていないのだとも思った。嫌な事がたび重なると、私の心は固い鉄の扉を閉める。誰が来ようが決して開かない。時折隙間から外を覗き、現実逃避宜しく鉄の扉に守られ、慌ただしい世間を人事のように眺める。最近ではこれも生きる知恵と思う。 一番みじかにある廊獄、心、閉じたり、開けたり、私の意思でないと決して開く事はない。廊獄にいながら結構辺りを伺ってたりする訳だ。一見して死んでるようにも見えたりして。山で熊に会うと死んでるふりするのと同じなんだろう。そういう時の心電図はゆるい波を描き、生きているのか死んでるのかわからない、中間にある。心臓が止まると波が消えまったいらになる。
時々、心臓発作に襲われ、病院のお世話になる。ベットの上で横になり、心臓の動きをグラフで見ていると面白い。ゼイゼイ言いながら心電図を眺めている。見なくても解っているのだが、生きてるという事を客観的に見えるのがいい。高い波やら低い波、小刻な波が繰り返し起きる。そうこうしている内に鼓動は何時もの日常に帰る。自分では見る事の出来ない世界を肉眼で見るというのは面白い。 平凡がいいと言うけれど、心が感じるから言えるのであって、何も感じなくなれば、心は静かであろうが、その静けさが墓場の静けさに他ならないとしたら平凡と言う言葉は虚しい。今日と同じ日は二度と来ない。今感じている心は、明日又違う何かを感じ、映し出す。心が死んでいない限り、日々は常に新鮮で新しい景色を眺めている。見えない心に描かれた世界は決して昨日と同じではなく、平凡でもない。静けさの中で映し出す心が描く1日はまるで白いキャンパスの様にみずみずしい。外の景色は目で見て解る。それとて皆、異なる。 日本中歩き回って一番好きだった景色。それは外の世界ではなく、旅先で出会った心の景色。山の中で暮らそうと、
何処で暮らそうと一向に構わない。ぼんやりと静かな所で世界を旅する。何処にも行かなくても旅をする事が出来る。最も好きな旅、それは人の心への旅なのだ。出会いの度に私とは異なる世界を知る。時々、この世の者とは思えない心に巡り会う。人間という小さな肉体に秘められた不思議な世界。誰も彼もが同じ人間であったならこんな感動は味わえないであろう。振り返る時、静かに佇んでいる人がいる。美しい、無色透明な世界に佇む人がいる。決して忘れる事の出来ない世界の真っ只中に立ち、微笑んでいる人がいる。何時までも子供の目をして、はにかみつつ片目で見ている。もうひとつの目は隠された神の目の様だ。
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