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天変地異を恐れて人身御供として、生け贄に人間を捧げたなんてのがあった時代がある。
案外人身御供として捧げられた人間こそが価値ある人間性を備えていたのではなかろうか。
自然による災害に対しては私自身が自然の中で生きてきているからなのかあまり恐怖を感じることはないので、人身御供を捧げてまで自然の災害から逃げたいとは思わなんだ。
私は逆に自然が無かったら今頃餓死していたかも知れない。話が横路にそれるようだが、日航機墜落の時、奇跡的に一人の人間が生き残った。正に奇跡としか思えぬ出来事が起きる。そう言う経験をし、生き残った人間には何かしらの生命力の強かさを感じる。あまりいじらない方がいいのもある。
人身御供を捧げるより神のみぞ知るの心境で大いなる力に身を委ねるのもいいんでないの。
神は愛なり、愛は神なり。人間に宿る神は愛を通して語られるんだなぁ。
人身御供の意識には人間ではなく動物的な生き残り作戦しか感じない。
人身御供を捧げて生き残った人間がカスばかりだったりもする。人身御供で自然が同情してくれるほど優しくはないんだとも思うしね。
不安からの逃避なんだろうね。徹底的に逃げたいんなら死ぬのが一番手っ取り早いのだ。
そこまでは不安もやってくることは出来ない。要するに人間は生きている限り不安からは逃げられないように出来てんだ。
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サライ、君が私に生きて欲しいと願うように私も君に生き延びて欲しいと願う。だが、私の業の深さが私にただ生きているだけの在り方を許してはくれない。
どんなにか穏やかな生活や家庭に憧れたであろう。
普通の生き方が如何なるものであるのかは一概には言えないのだが、多分、悩んだり苦しむ人間には生き辛さが常につきまとっていたのではなかろうかと考えられる。
私は最初、君に逢った時奇妙な生物に遭遇したようだった。どう言えば良いのだろうか。社会から認められる人間がいるように君は神様から祝福を受けこの世に生まれたのだと思わせる気高さを備えている。激しい気性とエネルギーと冷静。人間としての種族が持って生まれた資質を損なうことなく君は神々しく放つ。
未だ形を持たないエネルギーの磁場のようでさえある。
人間がこさえた衣装は君には似合わないだろう。
君が今後如何なる衣装を身に纏うのかは知らない。全てが未知数なんだ。
人間の持って生まれた特性に未知数、不完全と言うのがある。限りなく続く宇宙のように君の命も予測不可能に思える。
新坂、私は最近君の言葉を繰り返している。顔面コンプレックスのことは口に出し言ったことはないが、心の中では気にしていた。そんな私を気遣ったのか君は私に[俺、顔には惚れないんだ]
それが単なる慰めだったのか本心だったのかは確かめもしなかった。確かめるべきだったのだろうが、良いことであれ悪いことであれ真実を知るのは辛い。
君に対しては恋愛と言うより肉親に近い感情を未だに持っている。君といつの間にか恋人のような関係になっていたのだが、私には君の大切さが分かってはいなかった。
出会いの記憶はあっても何故付き合うようになったのか、新坂に対して私は恋愛感情もなかったが、憧れも理想も無く共に過ごした時間が温かく蘇る。
私は最近思うことがある。情熱に勝るものがあるのだと。
札幌での光景は新坂の無口な優しさに満ちていた。
私にはあの時間が特別なものだと言う意識が無かったのだが、自惚れで言わせていただくなら、私が新坂の側にいるだけで新坂は寂しさを忘れられたのかも知れない。
寂しいと言う感情はあの頃の私には意識できない感情だった。今でこそ寂しいと言葉にできるのだが、あの頃はこみ上げてくるものが何であるのかさえ気付かなかった。
私はただ愛されたかった。君の優しい思いやりに満ちた日々より愛されているのだと言う実感が欲しかった。だが、そう言う実感も自分が愛していなくては感じれはしないものだと知った。
愛されていなかったのではなく、その価値が私にはわからなかった。
今、思い返すと私は新坂の愛の器のようなものだったのかも知れない。
人間は不思議だ。意識してようがしてまいが、対象によって自己形成をしている。あの頃の私が一番素直であれたのは新坂の心の反映にも思える。
憧れや理想も無く、共に時を過ごしているうちに育まれるものがあるのだとしたら、札幌で過ごした時間なんだろう。
気が付いたら側にいた。それが大切な人だったと気づいたのは失ってみてから。こうやって言葉にしてみると愛すると言う感情は寂しさから来るものに思える。心細さとでも言うのか、誰かの温もりがたまらなく恋しくなる。
だが、何故、それが私だったのか。新坂にとって私と言う存在は何の意味を持っていたのだろうか。あの頃の私には新坂に与えるものは何一つ持ち合わせてはいないのだと言う自責の念しか無かった。与えられるものを拒まないのが私の特性であったのだと感じている。そう言った特性は子供の頃の生活に根ざしている。無力だった自分の惨めさなのだが、そう言うものと切り離して新坂の人間としての行為だけをみていたなら別れることはなかったんだろう。例え、新坂が哀れな野良猫に情けをかけたにせよ、それが時の中で育まれ愛情や愛着に変わるのなら恋愛感情のあるなしに関わらず無くてはならない存在に変わり得るのだと知った。
昨夜、私は不思議な出会いをした。しかも夜中に。
多分、彼も人恋しかったのかも知れない。人は心に打ち明けられない秘密を持っている。言葉に出来ない秘密であったりするのだが、私は黙って彼が話せる範囲の話だけを聞いた。寂しいと感じれる人の方が正直なのかも知れない。もともと人間は寂しい存在としてあるのだから。多分、寂しいと言う感情を共有し分かち合うのは異なる人間同士が互いにしか分からない秘密を共有するようなものかも知れない。如何なる秘密であれ他言しないであろうと言う信頼が他者との絆であるように思える。
秘密のない人間はいないのだが、それは誰かと共有したいが為に秘めている寂しい花のようにも思う。
私の中にあった寂しい花を新坂は嗅ぎ取ったのかも知れないとさえ思う。だからと言って彼はそこにつけ込んでくるような下劣な人間ではなかった。
私が最も嫌いな人間は人の弱みにつけ込んでくる人間だ。そして私が最も好きな人間は人の弱さを守ろうとする人間だろう。
私が新坂の側で無防備でいられたのは本能的に彼の人間性を嗅ぎ取ったのだと思う。意識より強い本能が人間には今なお宿る。それは昨夜の彼も同じだったのではないだろうか。

新坂、私は最近君の言葉を繰り返している。顔面コンプレックスのことは口に出し言ったことはないが、心の中では気にしていた。そんな私を気遣ったのか君は私に[俺、顔には惚れないんだ]
それが単なる慰めだったのか本心だったのかは確かめもしなかった。確かめるべきだったのだろうが、良いことであれ悪いことであれ真実を知るのは辛い。
君に対しては恋愛と言うより肉親に近い感情を未だに持っている。君といつの間にか恋人のような関係になっていたのだが、私には君の大切さが分かってはいなかった。
出会いの記憶はあっても何故付き合うようになったのか、新坂に対して私は恋愛感情もなかったが、憧れも理想も無く共に過ごした時間が温かく蘇る。
私は最近思うことがある。情熱に勝るものがあるのだと。
札幌での光景は新坂の無口な優しさに満ちていた。
私にはあの時間が特別なものだと言う意識が無かったのだが、自惚れで言わせていただくなら、私が新坂の側にいるだけで新坂は寂しさを忘れられたのかも知れない。
寂しいと言う感情はあの頃の私には意識できない感情だった。今でこそ寂しいと言葉にできるのだが、あの頃はこみ上げてくるものが何であるのかさえ気付かなかった。
私はただ愛されたかった。君の優しい思いやりに満ちた日々より愛されているのだと言う実感が欲しかった。だが、そう言う実感も自分が愛していなくては感じれはしないものだと知った。
愛されていなかったのではなく、その価値が私にはわからなかった。
今、思い返すと私は新坂の愛の器のようなものだったのかも知れない。
人間は不思議だ。意識してようがしてまいが、対象によって自己形成をしている。あの頃の私が一番素直であれたのは新坂の心の反映にも思える。
憧れや理想も無く、共に時を過ごしているうちに育まれるものがあるのだとしたら、札幌で過ごした時間なんだろう。
気が付いたら側にいた。それが大切な人だったと気づいたのは失ってみてから。
偶然だが、ゴッホが描いた[ウジェーヌ、ボック(詩人)]の肖像画がサライにあまりにも似ているのに驚いた。
ゴッホが憧れた人間性を私も探し歩いてきたのだろう。それは優しい人などと言う言葉では言い表せない深みと温もりを漂わせている。
心理学者のユングは[白人は残酷で、白人は頭で考えるから気が狂っている]と言ったらしいのだが、多分、人間らしさが感じれなかったんだろ。
どんな人かと聞かれてもそれは言葉にも絵画にも現せないように思う。
私は何故、こんな場所にサライがいたのかが不思議なんだが、今の世の中でサライのような人間性を殺さずに生きて行くには適した場所でもあると思っている。生きていく方法ならなんでもいいとさえ思っている。
サライ、君は言ったよね[芸術家は家族を不幸にする]と。
そうかも知れない。檻の中で飼い慣らされることが屈辱的だからだ。
冷たいアスファルトの都会で温もりを忘れた群れの中で血は凍えてしまった。
君にはそうなって欲しくない。辛いだろうが持ちこたえて欲しいと願う。
私の願いだ。
君は芸術そのものだ。


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