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穏やかな日々が続いている その中にあって時折激しい不整脈に襲われる [死んでもかまわない]そう思う 妙に穏やかに思う 空を見上げながら脈打つ心臓の鼓動の激しさとは裏腹に心は静かで清らかな聖水に浸されたように感じる
病院に勤めていた頃に瀕死の間際にいた人々の心にあった願いを私自身が感じる瞬間でもある 心からの願いを一つだけでも叶えられるなら…そう思い接してきた 思うようにならなかった私の人生に重ねていたのかも知れない 美しい沈黙の中に祈りがある
特に私の記憶に残っているのは最後の瞬間に山名さんが私に向けた眼差しと田端さんの優しさだと思う 弱りきっていた田端さんは残された力を振り絞るように私の願いを聞き入れてくれた [田端さん、少しでいいから食べて] 田端さんはもう死の覚悟をしていたのだと思う それでも私の願いを聞き入れてくれたことが嬉しかった 互いの願いが交差する時に心は通うのだと思う 日々、様々な人に出会う その中にあって、いったい何人の人が心からの願いを秘めているのか、そう思う時がある 命を懸けた願いだけを聞き入れる神がいるように思う時もある 道に迷いながら最後に人々が辿り着く愛がある 私の見知らぬ存在がいて、彼らに招かれ現れる瞬間がある
それらは様々だ 時には炎になり全てを焼き尽くしもすれば、母の眼差しで受け止める時もある 人によって姿を変える 誰の心にも神が宿る 欲望で見えていないだけだ
あなた自身の神と歩きなさい…そう思う 日々の中で神と出会う瞬間がある 体中を電流が走るような衝撃を受ける 細胞の一つ一つが外部と共鳴する
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大勢の知人がいた 街を歩けば知り合いに会う それが嫌でなるべく話をせずにすむように多忙なふりをしていた
孤独より寂しいのがやりきれない 孤独は我が家のようにすら感じる 他人が側にいても距離を感じる時にやりきれなさも味わう いっそ一人の方がいい、そう思う 一人で過ごしていると昔の様々な思い出が蘇ってくる 特に新坂の言葉と姿勢が鮮明に浮かぶ 顔を思い出そうとするのだが描けない 空気のように捕まえられない姿を捉えようとする ただ一緒に過ごしていた時間だけは鮮明だ 私も新坂も見えないのだが、二人の間に流れていた空気だけは忘れない 唯一、私が気を使わずありのままでいられた存在だったのだと思う
思い出せば不思議な出会いだった
松原と言う地名は私が生まれた場所であり、その後、大阪に越してきて母親が暮らしていた住所でもある 松原と言う響きを意識していた訳でもないのに偶然にも札幌で住んだアパートが松原荘だった 気付いたのは最近になってからなんだが まるで私に付きまとう運命を暗示しているかのようにすら感じる 逃げようとあがいていた頃は運命が恐ろしい顔つきをしていた 運命の中には新坂もいたのだと思うと逃げたいと思う気持ちが失せていく 否、逃げなくても良かったのだと 今は過去のことは過去のことにして現実と目の前にあるものを見つめている 私の心が欲するものが何であるかを把握している
多くを望まない心は清貧だが、逆に厄介でもある なにものとも取り替え不可能なものを望むが故に 私の命が一つしかないように心が欲するものも一つしかない 心と心臓 見えない命と見える命の違いなんだろう
拷問にあっても口を割らない頑固な人だけが愛の苦悩に耐えうる 運命愛と言うものがあるとしたら地獄のような孤独に耐えうる人間だけが経験する
この世界に自分を引き止めるなにものもない、と感ずる時が度々ある それはサライも同じなんだと思う この世界を横目で眺めているようなサライの視線があり、それが時折、私自身と重なる [欲しいものがあれば働けばすむ] 何かになりたい、とは思わなかったのだろう 私がそうだった 空腹を満たすために働き、空虚を満たすために何かに夢中になれたならそれだけで良かった 情熱を注げる対象を探し求めさすらったように思う
札幌で新坂に会った時はまだ私は自分の中にある意識に気付いてはいなかった、が あの頃様々な人から言われた言葉には無意識の私がいる フロンティア精神、活火山、アウトサイダー
馴染めなかったこの世界を改めて眺めている 街を歩きながら通り過ぎる人々を漠然と見ながら、[これが人間か]そう思う ただ、時間を生きてるだけに思えて
サライ、一瞬を永遠にしたい そうできるなら人そのものが芸術になる 人は愛するために生まれてきた 私はサライに会った 過去を振り返り思うことがある 私と新坂が結ばれていたならサライには会わずにすんだのだろうか、と 時を超え、新坂によく似たサライに会った偶然を不思議に思う 運命としか形容出来ない様々な出来事や偶然が遠い過去から今日まで連なっている
いつか私は死ぬ…いつもそんな思いを抱いていた 儚い肉体に縛られるのは嫌でもあった
しがみつくのは嫌いだ 死んでもかまわない…そう思えるような生の瞬間に出会えたなら死ぬことを恐れないのだと漠然と感じていた それがサライだった サライも私と同じことを思っているよね 命懸けで愛せる何かを探し生きてきたような瞳をサライも持ってる
この空虚な世界に希望を見いだしたかった 生まれてきて良かった、そう思える一瞬がほしかった
芸術に近い人間とそうでない人間がいるのだとも感じている サライは単純で複雑だ それが生物としての美しさなのかも知れない 芸術家が憧れ絵画に詩に歌い上げた人間の最高傑作をサライに見ている 私のためにか、サライのためにか、どちらかは分からないのだが、切り離しては存在出来ないように創られたようにすら感じる
どこが取り柄と言うわけでもなく、極普通の男 あれこれ探してみるのだが、これ、と言った特徴は思い浮かばない それが新坂でありサライでもあるのだと思う 他の人と違うところがあるとしたら、私を心から純粋に愛している、でしかない 私はその純粋さに惹かれている 美しい心に応えるかのように私の心も鼓動する 愛は普通の人を特別な人にする魔法でもあるのだろうと、この頃思う
二人、いや、石川さんも含めて、私の記憶にある男たちの特徴は義理難いとでも言うのだろうか 受けた恩を忘れない律儀さがある
注いだ愛の分だけ応えてくれる 植物が美しい花を咲かせるように彼らも命の花を咲かせる それが私には何より嬉しいのだと思う 誰かを愛さずには生きれない私だけど、注いでも咲かない花に水をあげるのは虚しい
最近、老人ホームには行ってない 私を待ってくれてるのは感じているが、行かないことにした 寂しい私の心を慰めてくれるているのは確かなのだが、求められるのに疲れてもいる 不思議に思う時がある 愛する分には構わないが受け取りたくない愛がある 多分、私は潔癖症なんだと思う そんな私が無意識には潜んでいて、近付いてくる人を見ている
恐らく私よりも確かな眼力を持っている 才能のある人は大勢いるが、極普通の人、平凡な人は少ないのかも知れない
私は多分、ささやかな日常に幸せを見つけられる、そんな人を探していたのだと思う
サライといればそれが可能に思えてくる
確かにこの世界には男と女がいる、と最近つくづく思う 今までの私は社会が押し付けた女を演じていただけで、自分では女とは自覚してなかったような 窮屈で退屈な女になるより自由がいい、そう思っていた 新坂とは男と女と言うよりか良き相棒がしっくりする 男も女もあまり意識しない方がいいと私は思うよ 新坂と過ごした時間が楽しく思い出されるのは男と女の垣根を超えた関係だったからだとも思う 何故、新坂とだけそうなれたのか分からんのだが
サライはまた違うなぁ サライといると心と心がダンスしているような気分かな サライが喜ぶとまるで自分のことのように感じてしまう 他の人は違う [喜んでもらえて良かった]なんだね 微妙な違いがある 努力せず愛せる存在がいるって最高だと思うわけだ とにかくサライが目の前をうろちょろしたり、すました顔で仕事している姿見てるだけで楽しいのだから楽でよかばい もし神様がいるなら私は[サライがいれば他には何も望みません]心の底からそう願う これ言うと子供たちには悪いなぁと思わんでもない 血を分けた子供たちより他人のサライを愛おしく思ってる自分は母親失格かも サライと会ってから新坂を思い出すことが多いのだが 多分、新坂と私が一緒になっていたら子供には恵まれなかったんだと思う 必要がなかった 新坂と私には余分なものは必要なかった それを改めて感じている サライと私は似てるんだ 誰かが喜んでくれたら嬉しいと思うところとか、優しいんだけど意地悪なところとか 他にも沢山
似たとこがあるなぁ 似ていると言うよりか肌にピタッとした衣服を纏っている感じだと思う サライを奪われたら私は風邪ひいて死んじまうんだろうなぁ


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