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辞書で孤独を調べたら[孤児、子無き親]としかのっていない 現実的な孤独ならそうだろう 孤独死ともいうのだが 寺山修司の言葉が頭から離れない[疾走していた寺山修司はふっと立ち止まって、自己確認を行おうとした時、不意に故郷が現れた 憎むほど愛している故郷が] それを寺山は場所でも人でもない、と付け足している 恐らく孤独と言う寺山の中にある世界だったんだろう パーセンテージからいくとこの世界を内包しているのは圧倒的に男が多い 孤独は男にとっての子宮のようなものかも知れない そこから自分の分身を生み出すように芸術を創造する 芸術家にとって作品は我が子同様なんだろう 女が腹を痛めて生んだ子を愛するように男は孤独と言う子宮から生まれた芸術を愛する [芸術家は家族を不幸にする]女にとって子供は自分の分身であるのだが、男にはそうではないのだと思う [孤独なふたりから一人をひくと人間では無くなる] 孤独な人は空虚な宇宙にポッカリ浮いていて現実の接点がない 桑田佳祐の歌詞に[マ
イナス100度の太陽みたいに心を湿らす恋をして]この表現いいな 凍えた心に焼け付くような憎しみがある それが破壊的になるか創造的になるかの別れ道は孤独に埋没しないことだなのだが、ある日ふっとふっと空洞が現れる 現実とは何の接点も感じれない世界でマイナス100度の太陽に焼かれるように憎しみと愛着に襲われる
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