携帯から書く日々ブログ
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他人だと言う自覚 私の母親や子供もそうだが 例え血が繋がっていても個体であるのだと自覚しない限り相手に自分の考えや感じ方を押し付けてくる 自分が生んだ子供と言う意識から抜け出さない限り個人として認識は出来ない 寺山修司は[人はまず自分の記憶から自由にならねばならない]と 誰がいるだろうか理想的な家庭、理想的な親、理想的な環境に生まれた者が 極僅かな人を除いて何らかのコンプレックスなりを抱え生きている 憎悪がエネルギーになり創造もなされる [長距離ランナーの孤独]と言う映画を引き合いに出し寺山は語る 泥棒の家に生まれたコリンは走ることだけが得意だった 走って逃げることが彼の人生には欠かすことの出来ない必要だったからに他ならない かっぱらいを働いては逃げつづけたコリンは足だけは早かった 生まれた境遇から人は何らかの特技なりを見いだしている 生きるための知恵でもある コリンは必死になり逃げつづけたんだろう コリンはその武器を使って世の中や欺瞞に満ちた人々に復讐した
長距離ランナーの孤独を引き合いに出し語る寺山修司の言いたいことは痛いほど私には分かる 好き好んで泥棒の家に生まれて来る者はいない 寺山修司にも人には話せない過去がある 抱えている過去が暗いほど人は魅力的でもある 誰も経験出来ない独特の世界観がそこにはあるからだ 私と母親が相容れないのは彼女には自分だけの感性と言うものがないからに他ならない 叫んでも届かぬ叫びがある それを孤独と言うのだ PR |
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