好きなんだが

書く事は好きなんだが、私にとっては意味がある。私もたまに人が書いたものを読む。最近は興味がないからもっぱら専門書なんだが。思考の建造物も面白い。物書きも建築家みたいなものかもな。私は自分が住む家は自分で設計したい。その為に知識が必要になる。今から３７年前に手塚先生が私に言われた事は無駄では無かった。手塚先生は何をもって言われたのか、今だに解らないのではあるが。私の勝手な想像力で語ると、(世界を持っていても組み立てるには材料がいるんだ。その為にもっと多くの本を読みなさい。)そんな所だと思う。千里眼の手塚先生は私に魔法をかけたのかも知れない。最近になり漫画ではないが、思いつくままに書いている。どうせこんな下らない金にもならない世界なんか、誰も相手にしてくれる訳はないし。だけど私が住める唯一の世界である。宇宙人と言う呼び方された時も意味が解らないままだったが、最近悪くないかもと思う。書くと言う作業を通して知った世界がある。現実には決して根を下ろす事はないのだが、ポコンと生まれては消えて行く世界がただ面白いだけ。私にとっては現実より居心地が良いのだろう。今まで知識が
先にあったのだが、今は知識は私の世界の後からついてくる下部に過ぎない。