いい女

様々な人に合わせ女を演じてきた。殆どの女が似たか寄ったりの女だから忘れた。相手代われば女も変わる。まるで狐だ。つまらない女が記憶に残っている。そのつまらない女にラブレターを贈った男たちは大した女像は持ってなかったんだろう。一年も持てば飽きてくるようなつまらない女だ。
逃げるしかなかった。[こんな女をずーと演じているなんてごめんだ]男性遍歴ではない。みな、似たか寄ったりの男だったんだろう。一人だけ特注の男がいた。最高の女の子だ。ペットみたいな女が良かったんだろう。そう言う女の子も好きだが、それもまた飽きてくるのが目に見えている。
そうなんだ。何となく他の男とは違っていたが、結局ワンパターンには変わりない。
サライ私は君の女が一番好きだ。ずーとこの女でいたいと思っている。サライが好きな女を私も好きだから。
君のセンスは抜群で最高だ。よくまぁこんな素晴らしい女を描けたものだ。
女であり魚であり、ちぃちゃな子供。目が離せない女を描いた君の理想は自由を思わせる。忘れられない女って多分君が描いた女だ。
君の言葉のようにいい女だ。[俺の女]そうだサライが私を創造したんだ。
サライ、昨日店に寄った。気持ちが切なく伝わってきて、私はサライの好きな女だけでいいと思った。私の返事は以上。