携帯から書く日々ブログ
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感性と洞察力に優れた詩人は物事の中でもっとも崇高な精神の在り方を示していた。人間に生まれたならば[私の書物を読み解く人間を愛する]
ゲーテを放り出し他の書物をさ迷っていた。格言なら私にも理解出来たのだが、叙情詩になると私にはお手上げだった。[何人も他の者と等しくあるな。だが、みな最高の者に等しくあれ。どうしたら、それができるか。みなめいめい自己の内部で完成されてあれ] ゲーテ詩集僅か166ページに収められた詩集を常にバックに入れ歩いていた。歩きながら、私は足を止める。 この感覚はゲーテの心境のどの辺りなんだろうかと。まるで恋人の体を舐め回すどすけべな男か女か知らないが、そんな気分でページをめくる。 これだ!このことだ!私の歓喜は誰にも分からないだろう。愛する者を理解した時の喜びは愛おしい恋人を胸に抱きしめ狂おしいほどのキスを浴びせるような心情だ。真実と言う名の恋人を。もっとも美しい私の恋人よ。汚れ知らぬ恋人よ。真実と言う名の泉に足を捉えられ悶え苦しむ私の心よ。 ゲーテに誘われ私は泉から上がり、泉の水で心を潤す。永遠の憧れと永遠の命。全ての言葉を愛しているが今私が愛している詩を記したい[頭と胸が激しく動いていることより、結構なことがあろうか!もはや愛しもせねば、迷いもせぬものは、埋葬してもらうがよい] こよなく人間を愛するゲーテならではの辛辣な言葉。これを如何に理解するかは読み手の生き方に関わっている。 多くの偉大な人間が残してくれた書物を手に私はまだ旅を続けるだろう。だが私はもはや迷ったりはせずに道なりにつらつらと歩くだけだろう。 この道で間違ってはいなかったのだと確信したから。 PR |
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