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マザー、あなたはご自身を客観視していたのだろうか。
今、目の前に苦しんでいる人がいるその時に冷静に考える暇はあったのだろうか。あなたなら考えたり客観視する必要はなかったのではないのですか。
客観視せずとも自ずと必要を成したのではないのですか。
多分、私が客観視する人間ならもっと容易く生きてこれたのでしょう。
世界を変えることはできません。何かが間違っているのだとは感じていても世界を変えることは困難です。
マザーあなたの遅々な歩みこそが世界を変えるのだと思います。でも私はあなたほどには貧しい者や苦しむ者の身にはなれないのです。
人間としての私のただ一つの願いが叶えられないが故に私は私を救うように人々を愛するしか無かったのです。
マザーあなたのようにはなれません。
引き裂かれた痛みを癒やすためにでしかないのです。
自分に望んだものはただ一つでした。(心から愛されたい)
みんな、私と同じことを願っています。そして、誰も他人を心から愛したりはしない。
たまに、私はおかしくてたまらなくなります。一方通行の願いを抱く人の心を滑稽だと思うのです。他人を思いやる人としか私は通じない。後の人に対しては人間としての義務だけのようです。自分のことしか考えない人も地獄の苦しみには耐えられるものではありません。自業自得だと思うこともあります。けれどすがりつく人を突き放すことも出来ない。
悪魔になりたい…
なれない苦しみがあります。
愛のない不毛の大地に生まれた私の中には愛に飢えた人が住んでいるのです。多分、私のプライドもあるのでしょう。
乞食にはなりたくないと言うプライドです。人に求めるしか出来ない乞食にはなりたくはない。私にはまだ与えることも出来るのです。
(私にお恵みを)
どうか、私を乞食にはしないで下さい。(私を愛して下さい)と懇願するのはとても悲しい。
潔く死んでいく覚悟を持った人は私に求めたりはしていないのです。そのいさぎよさが美しいだけです。
乞食になりたくないと思う私の心と似ているから愛する。人は自分を愛するようにしか他人も愛せないだろうし、憐れみから愛するのでは無意味だからです。
自分を卑しめてまで愛そうとは思いません。
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野の花を心から愛せる人の方が幸せなんだって知らないんだね。私は神様と愛する人に愛でられる花でいい。それは野や山、山道のいたるところに咲きいつか世界中にはびこる逞しい生命の源。
世界の片隅でひっそり抱き合う恋人たち。誰にもきづかれない秘密を知っている恋人たちは名もなき花のように匂い立つ。
引き裂かれるような痛みから生まれる美しく切ない香りを放つ花を愛と名付けようか。傷つかない愛はないんだよ。
胸の痛みが激しい程美しい花になる。
命を燃やし、夜道を照らす光になる。
一瞬の瞬きが永久に変わる。

理性を失ってからしか人は心を取り戻せないのか、といささか悲しい気持ちもあるのだが、着飾っていない心は子供のようにあどけない。
私が安らぐ場所はそんな心の傍ら…
新坂も石川さんもサライも守り抜いた心があるから好きなんだ。私が愛した人はすっぴんの心で着飾らない。ちょっと間抜けにも見えるが、新坂は頭も心も肉体も健康な人間そのものだった。そう言うことに気づかせてくれたのはサライと石川さんなんだが、無意識の中に新坂がそっと置いていった思い出は優しく時を超えて私を呼び戻した。(僕が誰よりも愛した君に帰っておいで…)最近、聞こえなくなった。あんなに何度も私に呼びかけていた囁きはもう聞こえない。だから、多分、私は帰って来たんだ。自分が立つべき場所に。
やはり、神様はいるんだとしか思えない。私が最初に愛した人は無意識の闇の中に住んでいる。その手がすーと伸びてサライを連れてきた…んだが、うりゃ~!ただ連れてきただけかよぉ!
お陰様で人を愛する苦しみをたっぷり味わわせていただいたような。心から愛すると何もいらなくなるんだね。何も身に付けず、軽やかにそこら中飛び回るもんだから、捕まえどころがなくなってしまう。複雑で単純なのは愛と自由のシンボル。
不思議なんだ。三人ともが似たような体型だってのが。まるで何千年もの時を超えて現代までやって来るだけの体力の持ち主にしか与えられない秘密があるような…変わらないんだね。愛する勇気を持った英雄の姿は。
私、分かっちゃった。誰が誰なのかが…もう迷わず真っ直ぐ捕まえられる。
にいざかぁ~私を守っていて!そう呟くと傍らに君がいる。丸裸の心で私を抱きしめていた君の逞しい腕と優しい鼓動が浮かぶ。
野良猫には首輪を付けなきゃ駄目だよ新坂…愛の首輪をね。目に見えない絆をね。死ぬまで私を捕まえていて…
モナリザの微笑みはいささか皮肉が混じっている。何千年も生きてきて、馬鹿げた人間の愚かさにウンザリし、冷笑をもって眺めているような…実際モナリザは長生きし過ぎた。神秘的ではあるが、温かみが感じれないのがモナリザの微笑み。サライ、君の微笑みは温かいんだ。今、この時代に生きている人間とは思えない。爽やかな笑顔には私はあまり魅力は感じないんだ。悪くはないが浅瀬を流れる水のように忘れていく。そう言うのではなく、サライの笑顔は命の中から溢れる泉、暗黒に咲く花。
笑顔なんだけど悲しみが漂ってくる。切なさが伝わってくる。サライの笑顔はいつも溢れるような、はにかんだような笑顔なんだよ。
つい今し方この世界にやってきたように純粋で、ふてぶてしさが全くない。
ヘラヘラ笑顔を振りまいて、素の顔に帰る時、この世界の馬鹿連中はそれで満足できる程度なんだから、生き延びるためには仕方ないと思いつつヘラヘラ笑っている。
サライはそう言うことが苦手なんだと分かっている。そんな馬鹿らしいことをしなくてもいい仕事が今の仕事だったんだろうね。
悪く言えば愛想笑いが出来ない不器用さなんだが、それだけにサライが私に見せてくれた笑顔には感動もした。
無口で不器用なんだがそう言ったものを払拭してしまうのが魂から咲く花のような笑顔だ。
新坂…今、テレビで流れ星を見ている。一緒に歩いた札幌の街を見ているようだ。北大のキャンパスに向かう新坂を寂しく見送っていた。
[あなたならもっと他にもいい人いるでしょう]これはある人に言った言葉なんだが、新坂に対しても同じことを思っていた。
新坂ならこの言葉の意味が分かるんじゃないかな。新坂が私と付き合うきっかけが今の私が人々に感じていることなんだ。私にしか出来ないことをすべきなんだ。
今日、[迷惑かけてすみません]と言われた。それが悲しかった。
新坂も私が負い目を感じているのが辛かったんだろう?私は一度だって自信がない自分のことを話してはいなかったのに庇ってくれた。
新坂…君のような人間に出逢って良かった。
何度も私は君に似た人に会うだろう。
流れ星を見ながら、人を思いやる心が世界を豊かにしていくんだと分かる。
多分、神様は何度も同じ人を連れてくるんだ。そして私に問いかける[愛さずにはいられないだろう]まるで勝ち誇ったように囁く。[私が人間に与えた最高の贈り物だ]
実際に存在するんだ。人を心から思いやる人や心から愛する人が。
愛さずにはいられない…そんな気持ちにさせられる。


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