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守ってあげたいくらい弱い存在だからではない。弱いくせに精一杯頑張っているのが愛おしくなるんだと思うよ。
それは最初の頃のサライの姿でもあるんだ。ちっちゃな子供が自分の力量も知らず愛する者の為に無鉄砲に立ち向かって行くような姿がサライだった。
二人の私がいる。
一人はサライの服の袖をつまみ、心細げにしていた子供の私。もう一人は人間さえ喰い殺しかねない私だ。どっちも私だ。私は自分が愛する者のためなら悪魔にもなる。愛する者となら地獄さえ歩くだろう。
サライといると子供の私しかいなくなる。無防備な私がサライの傍らにいた。誰にも見せたことのない私がいた。
新坂しか知らない私をサライに見た。私しか知らない新坂をサライに見た。それは何を意味するんだろう。

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[偉そうに言ってごめんね][いいえ慣れていますから]
[慣れたらあかんでしょう]
一体どうすりゃいいんだ。これ言った彼女は自分の偉そうな態度に対して私が慣れたとは思ってなかったんだとは思う。多分、仕事に関してだと勘違いしていたのかも知れない。自分で偉そうな…と言うだけマシだ。
自覚のないのがもっとえげつない。
ある女は[私たちにも気を使って]
あんたはガキかい!だから大人の子守は嫌いなんだ。可愛げがないくせにやたら威張りたがる。
同情はするけど同調は出来ません!昔の私じゃない部分があるとしたら、新坂に守ってもらっていた私を私自身が守れるくらい強くなったってとこかな。
サライ、君はこんな強い女じゃなくて弱くて自分がいないと生きて行けないような女がいいのか…
私はそう言う人間は嫌いなんだ。努力もしないで最初から人を当てに生きている人間が大嫌いだから闘っている。
君も知ってるんじゃないのか、そう言う類の人間が如何に狡いかを、だから君は私に無言で[応援してるよ]って言ってくれていたんじゃないのか。
サライ、愛は無邪気な子供なんだけど、命がけで人を愛するから美しいのだよ。[貴方しかいない…]そう思える人に出会ったのにそこら辺りにゴロゴロ転がっているような人間には言わないし、言いたくもない。言わせたくもない。
私には君しかいないんだ。その君の前で誇りを持って生きていたい。
無意味な虚勢を張るのを恥ずかしくさえ思う。無邪気は好きだが幼稚な人間は大嫌いなんだ。
サライと新坂の共通点が分かったよ。
何故、サライに逢ってから新坂を思い出したのか。独占欲なんだけど意味が違うんだね。人を支配しようとする独占欲と宝物のように守ろうとするタイプだ。
私から漂う空気があるのかも知れないのだが、私に近づいてくるタイプには二種類いる。私にはその区別が分からなくて、サライに逢ってから気づいたんだ。サライが私の前に立って背中を見せていた時、どこかで同じ背中を見たような気がした。
[僕が守ってあげる]サライの背中はそう言っていた。だけど私は内心[貴方に守ってもらわなくても大丈夫よ]と思っていたけど、そんな風に私は人から見られていたんだって…
そのお陰で新坂やサライにも会ったようなものだけど、私は一人でも平気な強い人間になりたかった。もう人に支配されるのが嫌だったんだけどサライと新坂は支配じゃなかったんだね。
サライと私の似てるとこも分かったよ。自然体と素直さなんだね。格好つけないとこが新坂に似ているなぁと感じていたら、それって新坂といた頃の私じゃんかと思ったら止めどなく昔の記憶が蘇ってきて、過去の私がいた。支配され続けた後遺症が無意識にはあったんだが、独占欲の中には優しいものもあるんだね。
(貴方しかいないの…)無意識のうちに私は気づいていたのかも知れない。
そんな頼りない人間なんだってことに。だから頑張ってきたんだけどサライに逢ってから人は守るものがこの世界にあるから頑張れるんだと思った。
やっぱりサライと新坂は似ている。何も言わないのに私を庇ってくれた新坂と私の周りをうろちょろしていたサライは同じ資質を持っていたんだね。でも私ってそんなに庇いたくなるような人間に見えるのかな…多分見えるんだろうな。
そう言う風に見られるのがとても嫌で強がって生きてきたけど寂しいよ。サライや新坂は優しいから守ってあげたくなるんだろうけど世の中は逆のタイプの方が圧倒的に多いんだ。そのお陰で得るものもあったんだが、もういらない。
私、新坂の心の中で泳ぐ魚でいい。サライに会った時も自分が魚になった気分がしていた。で、逃げ出しちゃったんだ。水槽と餌を提供されて魚は生きて行けるんだろうけど、私はそれはもう出来ない。水槽から出て、自由に生きたいんだ。サライは私を水槽の中に閉じ込めようとしていたんだよ。私、サライと一緒ならどこにでも行くけど水槽の中は嫌!
サライ、魚がいなくなったね。最後の日にコスモスの花を置いていったんだけど、どんな気持ちで見ているのかな。
サライの独占欲の強さは綺麗なんだけど自分に自信がないから、相手を束縛してしまうんだよ。
私はサライが愛してくれてるから愛したんじゃないんだ。サライだから愛しただけ。そこがちょいと違うかな。
郷ひろみさんの(マイレディ)が懐かしい。サライにとって私はかけがえのない人にはなれなかったのかな。
動物に優しさなんてのは伝わらないのだが、温かいか冷たいかなら伝わるだろう。優しいなんて言葉では語れないぬくもりを感じる人がいる。無機質ではない生きた生命体として。それが何であるのかは私にも分からないのだが、私が心惹かれるのはそんな人間だ。
新坂はその類の人間だったんだろう。文明に染まることもなく人間としての生命体が持っている野蛮さを兼ね備えていたのだと思う。
そう言うのを自らのうちに感じるからこそ自分を律していたのかも知れない。
新坂の優しさの裏に隠された野蛮な野獣は孤独な匂いがする。
これらを読んでいると忘れていた記憶が蘇る。新坂、君はセックスの最中に私に[重くないか?]って聞いたんだよね。普通、そんな時は自分の気持ち良さだけに陶酔してるはずなんだと思うのだが、君は冷静だった。
2日に一度と言う決まりがいつの間にか出来て、それは別れる日まで破られることは無かった。空白の1日は私を連れ遊びに行ったり、飲みにも行ったっけ。
苦学生だったはずなのに、身綺麗に生活していた。大学では土木科だった。
新坂に似合いの職業だね。無口で責任感が強くて…
私は間抜けみたいに見えていたかも知れないけど、私なりに新坂のことを考えていた。子供が出来たかも、と思った時に一応報告はしたんだけど生む気は無かった。それを理由に結婚してしまいそうな優しさが新坂にはあった。責任感から結婚をして欲しくは無かったんだと思う。
家庭には憧れたけど新坂の優しさが怖かった…こんなセリフの歌があるね。私の犠牲になって欲しくなかったんだとわかる。私の不思議な行動の意味は(あなたを苦しめたくない)だったんだけどね。愛されているなんて思いもしなかったから、大阪に勝手に帰ったりもした。
寂しくなって電話をしたら新坂が[僕に黙って何故居なくなるんだ!]凄い剣幕で怒られた時も意味が分かってなかったんだよ私は…私と同じでただ寂しいからなんだと思っていた。そう言うことで責任感じて欲しくはない。だけど、思い出し始めると責任感もあったかも知れないのだが、一緒に居て楽しかったね。やさしかったね。私の間抜けさを楽しんでくれていたよね。[まんがは変わってるね]満面の笑みで私に言ってくれた。我が儘で意固地な私を笑って楽しんでいたね。あの頃は愛されていたなんて全然感じていなかったのに、振り返ると沢山の愛を持っていたのに私はアッサリ手放してしまった。
私にとってセックスは寂しさを癒やす温もりでしかなかった。自分の心を相手に投影した結果だと思っている。
サライに対しても最初はそうだった。寂しいから…そんな気持ちで付き合わされたら迷惑だ…サライの無言はそう言ってる。
サライと新坂は同じ目で私を見る。新坂の目は雪の中で、サライはすれ違いざまに私に目で問いかけてきた。[君は本気か…]その時、私、頷いた。
次の日に行ったらサライが満面の笑みを浮かべ私に微笑んでいたんだ。でも私、また、へまをやらかした。サライも私と同じなんだ…愛されていると言う確信が持てない。持てる訳ないか、なんせ私は天の邪鬼だから。
本音は吐かないんだ。サライ、君の本名は何だろうね。何も知らずに愛する人がいる。新坂も私のことは何一つ聞かなかった。
君が好きなんだ…ただそれだけで他には知りたいとは思わない心がある。
無価値を書き終わった後で元旦那との無価値な時間を思い出してしまった。
幾日も口を聞かない元旦那に気分が滅入ってしまい、大概私から謝っていたのがいけなかった。
何事にも動じないのではなくて、無関心の塊のような野郎だ。自意識と美意識の区別もつかない馬鹿野郎との生活こそ無価値以外の何物でもない。しかし、こんな馬鹿野郎でも使い道はあるんだ。ムシャクシャした時にメチャクチャが言える。ボロカスに言われてもプライドがないから手応えが全くない。
逃げられない運命なら利用するしかないだろう。どんなに辛い仕事であれ、こいつの側にいるよりは価値がある。結局、私は逃げているだけなんだが、案外それが私の道を指し示してくれていたのかも知れない。
新坂と一緒になっていたら私はただガキを生み、死んでいくだけで満足できたのかもと思う時がある。これも神様が仕組んだ美しい罠。
どうしようもない孤独がある。私に近付いてくる奴にはズルい人間がいる。要するに弱いだけの寄生虫だ。
どんな孤独だろうがウジ虫のような人間には情けなどかけたりはしない。精々利用させて頂くとするか。
くたばりやがれ!小気味よいほど悪魔がほくそ笑む。多少の毒気があるからいいんだ。
イエス、キリストは真面目に糞が付いている。なんでこんな馬鹿人間のために磔になる必要があるんだ。世の中は犠牲者を求めるのだが、私はごめん被る。
サッサッとくたばりやがれ寄生虫どもめが!
犠牲者は美しいとか何とかおだてられてその気になる奴も同類だ。あんたらが生け贄になればいい。無価値な奴だって畑の肥料くらいにはなるさね。
私は人間の全てが尊厳されるべきとは思わなんだ。私は神様じゃないけど選択する自由だけは残されている。
人間に許された自由があるなら選択する自由だと思っている。インターネットで誰かが書いていた言葉がある[今の世の中で一番美しいのは犠牲者だ]これを書いたアホは人を誉めおだてるのが得意な人種の一人だ。
口先だけの無価値な人間は綺麗事がお好きなようだ。


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