携帯から書く日々ブログ
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[俺、顔には惚れないんだ]
じゃ私のどこが好きなの?と聞けば良かった。自分を知る為に恋をするんだと思う。 [あの人は女に惚れる人じゃない。才能に惚れる人だから]これも聞かずじまいに流してしまった。私にはさしたる才能なんてありはしない。強いて言うなら強情なとこくらいだ。これには自信がある。嫌なものは徹底的に避ける。 逃げると言う捉え方も出来る。 [おまえは逃げてばかりだ] そうだね。私は元旦那が嫌いだったんだろう。彼から逃げるのに必死だった。 最も自分では嫌っているつもりはさらさら無かったんだが、体中の細胞が拒否反応を起こすような人がいる。 [僕を誘っていただけませんか] あなたならほかにもたくさんいるでしょう。 スタイルは抜群、顔は俳優にでもなれる。肩書きは最高級。言うこと無しの男なら女に不自由はしないだろう。 夕方従業員がみな、帰った時間に彼が店に来た。 注文をすると暫くは大人しく待っていたが、彼の中での制限時間があるのだろう。顔には無言の[遅い!]が記されている。 普通に[遅くなり申し訳ありませんでした]と言って許してくれる相手ではない。 テーブルの上に乱暴に注文の品を置くと私は[遅い!]彼の心境を代わって伝えた。 一瞬、戸惑ったような顔で沈黙。私は改めて[遅くなって申し訳ありませんでした] ただ謝ればすむ相手とそうでない人がいる。 私が好きな人は後者だ。 孤独な人は気難しい。マニュアルを嫌うが故に孤独な一匹狼になる。人間としての誇りを失わないが故に独創的でもある。面白いのだが、侮れない緊張感がある。 PR |
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