自身を生かす

誰もが、大切なかけがえのない存在なんだ。 解って欲しい。貴方だけではないと言う事を。他者を愛する事、で、自身も見い出せる。逆からでもいい、自分が認識出来たら、自ずと、他者も見えてくる。闇の中で見えなかったもの、光が差して見えた闇の存在を知る。私達は常に何かに寄って、見えなかったものの存在を知る。物事には、両面があるのだから。私は夏の暑い日に冬のひんやりした空気、風を恋しく思う。夏が無かったら知る事が無かった。夏そのものさえ感じる事はできない。 星を見る事が出来るのも、夜があるから。全てが互いを必要としている。 気が付いていたら、君は他者の中に自身を見い出し、自分と他者をひとつの世界に分け隔てなく、感じる。分散された自己が、統合される。完全な自己は自らのうちに世界を含んでいる。大袈裟に言えば、正に君は神が創った、としか言いようがない。貴方と言う小さな存在の中に、宇宙は納まっていた。拡大したものが、外部に広がる、あらゆるものであるのだと、気が付くだろう。言葉で聞いても多分感動はしない。自身の中から沸き上がる様に感じた時にしか解らない。 その瞬間、
宇宙が誕生した源も解る。 それは、一瞬の出来事だから、多分、忘れてしまう。 忘れられないものは、感動と言う不思議な体験。もう一度味わいたいと、きっと思うだろう。それは、あらゆるものに姿を変え、現れる。たったひとつではあるが、そうではない。パラドックス、の意味が解れば、後は楽勝だ。ただ現実の中で見い出そうと思ったなら、強くなくては出来ない。 刺激的ではあるが、快楽にはならないだろうから。

メニューのない店

喫茶店。メニューのない喫茶店。(何が食べたい？)メニューは貴方が決める。アバウト、と言ってた人もいたな。同じもの作るのが、好きではなかっただけ。ひとりひとりの個性に合わせたメニュー、会話、お気に入りのコーヒカップ。顔見ただけで、カップに手が伸びる。誰もが思っている。(特別な存在)としての自分自身を。 尊重の意味を込めて、貴方のお好きな様に。いい空間だった。喫茶店が好きで、良く行ってた。空間が好きで、喫茶店は日常と違う匂いがする。この頃、何処へ行っても変わりばえしない喫茶店が増えた。空間への憧れも今では失せてしまった。何処に行っても同じ匂い。 無難な会話しか出来ない店員。 飲みに行く事もなくなった。久しぶりに飲みに行ったが、疲れた。会話を提供しているのは私。 昔のおいらんを思う。賢い人がいて、誰にでも話しを合わせる事が出来たそうな。メニューのない喫茶店は不思議な客が多かった。 あのままでも良かった。何故辞めたのか。 流れの中で人は変わり行く。メニューのない喫茶店の役目は終わったんだと。今でも続けていたら、今の私
は存在しなかった。 私へと続く道の中程にメニューのない喫茶店はある。 潮時は、何気無く囁く、不思議な呟き。 最も深い命の呟きに導かれ、辿り着いた地がある。

馬鹿な奴

似顔絵が似てないと言って、怒っていた人。 話しながら、気まずい沈黙が続く。 気が付いていないだけ、貴方の心を描いた似顔絵。芸術家は見えない世界を描く。それさえも気が付いていない。 私から見ると、貴方にそっくりなんだがな。

肖像画

芸術家達が残した肖像画。何れも優れた人であったのだろう。気品漂う眼差し、目は口程にものを言う。モジリアニの女性の目は暗黒。ダビンチのモナリザは現実など見てはいない。ゴッホ、方耳を切り落とした彼の自画像。凄まじいばかりのこれらの人間像。残したかったものは価値ではなかったはず。言葉にならない、苦しい程の人間への願いだったのだろう。 美しいものへの憧れ。 理想、そんなものありはしない。大勢の人間が命賭けて訴え続けたものさえ欲望に汚されていく。 人間の為になどと思わなくていい。嘲るように、屍を上を踏みしだき生きていい。 こんな下らない人間に期待しないで、貴方だけの幸せを追い掛けて、と、私は思う。今では届かない願いであるのだが。 醜い肖像画、残すなら、人間が如何に醜い存在であるか、教えてやろうじゃないか！ピカソはありのままの姿を描いた。結果、女性からは嫌遠されたらしい。自分は美しい、自惚れていたいか。化け物の皮を剥ぐ様に、スケッチする。美しいものは見てるだけでいい。キャンパスに閉じ込めるには寂しい。

勘弁して欲しい。なんで、馬鹿がトップにいるのか、トッブにいる人間が アホ

トッブの人間のレベルか低いと下で働く者は成長する事はない。トッブにいると言う自覚があるなら、人間として、自ら問うべきではないか。下らない人間の下で働いても、ナンセンス。名前はあえてかかないが、薄べらだと言う事は話しを聞いていて、解る。
君の下で我慢しながら働いてもいるのは、苦痛以外なにものでもない。よくそんな人間性で、人の上にたってられるものだと、感心した。尊敬出来ない人の下で働く苦痛。貴方は考えた事もないだろう。現代が産み出した、化け物、誰も君を尊敬はしない。金だけが君が提供できる唯一のもの。他に値打ちはない