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空も空気もどんよりとして今にも雨が降りそうな灰色の雲谷に包まれていた あれは私の心の反映に過ぎなかった あの日から私は自分の感情を偽って生きてきた この世界が私の心の反映に過ぎないのであれば悲しむ心を笑ってやり過ごそう 明確に意識していた訳ではないがあの頃の私の心の変化を振り返るとそう思える
強くなりたい…そう思っていた だが、寂しさや傷つくことに強くなる度に人からも遠ざかっていくようにも思う 平静を装っているのに疲れると一人でボンヤリと過ごしている これ以上心を偽るのは悲しい 悲しみは悲しみのままにじっと耐えている方がいいのかも知れない
誤魔化せば何もかもを誤魔化す癖がついてしまう
何故、人間には愛する力があるのだろう それは素晴らしく力強い命の源でもあるのだが同時に人を殺す力も備えている 愛のない不毛の大地に生まれた私の心には[憧れ]とも言える幻が根付いていた この世界を照らす光があるなら、と それが愛でもあった 祈りに似た思いで砂漠を歩き続けた気がする
私は何度思っただろう もう 生きて行けない 何の為に生きねばならないのかと
一人でボンヤリタバコをふかしていると職場の男の子がチラッと私を見て[暑くない?]と聞く 言葉に出来ない何かが雲谷のように私を包む それでも神よ、あなたは私に[生きよ]そう言われるのか
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言葉じゃない その人の無意識が私に語りかけてくる サライ、君はゲラゲラ笑いなどしない 私もそう言う類の笑いは嫌いだから サライ、静かに笑みを浮かべていた君の姿がちらつく 魂からなのか心からなのか知らないが、君の微笑みは静かな世界から咲いた花のように清らかだった 私はたまに馬鹿笑いをしてしまうのだが、そう言う笑いは一瞬で記憶から吹き飛んでしまう 余韻も情緒もありゃしない 孤独な者だけが浮かべる笑みがあるんだろう
次第に世の中と自分の距離が広がっていく 不安がない訳ではないのだが、馬鹿げた芝居に疲れてしまった 仕事はそこそこ覚えた
昨日は職場の隅っこで一人お昼を済まし休憩時間を過ごした 疲れ方が全く違うみたいだ
人の機嫌を取るのが嫌いなのは今に始まったことじゃない 昔の私は[自己中心]に見えていたのだろう 人を意識せず気ままに生きている
そう捉える人もいれば新坂のようにありのままの私として受け入れてくれた人もいる
ブティックを経営していた頃、客の機嫌を取る度に顔が引きつっていた ひどい時は片側の顔が痙攣しピクピクと勝手に動く 不自然な動きは肉体に現れる
言葉で言い繕っても心は[嘘だ!]そう叫んでいたのかも知れない
仲間外れには慣れているのだがそれが仕事をする上で支障をきたす時がある 多分、斉藤さんがいるから貫けるのだと思う 仕事をさせたら彼は美しいとしか形容の出来ない姿勢で向き合う これでいいんだ そう思う
帰り際に[お疲れ様]そう言うと一瞬、斉藤さんの目が静止した サライではないのだが、何となくサライの目を見た気がした
人間の能力の99パーセントは使われずに眠った状態だと言われる 脳の問題でもあるのだが、無意識の領域を認識出来ないからに他ならない
私も根なし草のようにさ迷っていたのだが、根っこがない訳ではない ただ根を下ろすべき大地が見つからなかっただけだ 多分、さすらう運命だか宿命だかを背負って生まれたんだろう
一つの意識に定住出来ない意識は絶え間なく新しい大地へと私を導いていく 離れる時期がくると無意識に不安に襲われる それにも慣れてしまった
ただ、サライと別れずにすむなら構わない 私の意識が変化しようが、現実にサライがいれば狂わずにいられるのだと思う この現実にサライがいれば大地など持たなくても生きて行ける
サライ、君が私に見せた情熱と愛がいつまでも私のものであるなら私は太陽のように輝いていられる 無意識の闇を照らすのは愛なんだと思う
[…さん結婚してるの?] してるよって言ったら[物好きだな] そうだろうね 私を好きになるのは相当の物好きに違いない
新坂は[俺、顔には惚れないんだ]私のコンプレックスを庇うように呟いていた ブティックを経営していた頃私は客に商品を売りながらウンザリしていた (中身のない人間は飽きてくる)
あの頃、私の周りの連中は子育てに忙しく自分を育てる暇がないのだと自分に言い聞かせていたのだが、結局、いつまでたっても変わらない人がいる 物好きだね、と言ってた彼の奥方は凄い美人だった 私は彼女と会う度に苛ついていた[貴方、話さなかったら美人なのにね]
彼女の口から出る言葉の全ては誰かさんの受け売りで中身が間違えて入っている 私の馬鹿息子は長年プータローだったんだが、何故か彼にはいい感性を感じる 人生経験はないのだが物事の本質を見抜く眼力が備わっている 後は彼が生きて行く途上で経験へと実験するだけだ 心と言う場にはその人間が経験すべき物事が予め備わっている 彼の言葉はその心から発せられた無意識の意識でもある 素直で優しい子だから心に誠実に生きてくれるだろう、と言うのが私の感想だ 私をウンザリさせた女や男には意識を超えた意識なるものが感じらなかったんだと思う 心は無意識に眠る存在だ そこから発せられる言葉の意味はその心の持ち主の道しるべに他ならない 新坂は私を庇ってくれたのだが、本質を見抜いての言葉でもあったのだと思う 息子が何気なく発した言葉や行動に息子の健全な心を垣間見たが故に信頼もあった それは新坂が私に寄せた信頼に似ている 同類にしか感じれない世界がある 息子は昔[お母さんの世界には僕は入って行けない]と言っていた
その時期が来れば自然に彼はその世界に踏み込んで行く それからでも遅くはない
内的な人間はそうはいない 保持するには強くあらねばならない
何かに夢中になれたなら生きることはさほど苦痛にはならないであろう 恋に狂うも良し 私の父は酒に狂い一生を終えた
こんな気分の時に口ずさんでしまう歌がある[時には娼婦のように]阿久悠の歌詞のやるせなさにため息が漏れる 虚無感から馬鹿馬鹿しいひとときに我を忘れ死の果てまで回り道なぞせずに走ってしまいたくなる
何も考えず動物のように生きている人が眩しくなり、つい目をそらしてしまう 私は駄目だ 気がつくと(何の為に人は生きるのだろう)疑問が止めどなく噴き出してくる 生きてる自分に向けての怒りのように ナンセンス…そう感じているのは私だ 隣にいる誰かさんは何らかの意味なりを持っているのだろう 私は自分が感じている虚無感を口にはだせず飲み込んでしまうしかない [書くと癒される]大原まりこさんだ 胸にしまっておけない苦しみなのか苦痛なのか知らないが吐き出してしまいたくなる そんな時書くと言う作業は一時は癒やす効果がある それらも根本的な解決には至らない 白けたもやが谷間から立ち上るようだ
私を夢中にさせていたものが過去にはあった 家庭だ
先日友人の所にパンを届けに行った その日は友人の孫が来ていて賑やかな雰囲気だったのだが私は羨ましいとは思わなくなっていた 遠い世界の私には関わりのない出来事のようにその光景は映る その気持ちは他のものに対しても同じだ 車、服、贅沢全てが虚しく感じる
全ての人に心があるかどうかは知らないが私は心に感じれない物事には興味を持てない
感じていたい…それは私が生きてる唯一の証だから
私には二つの世界がある 心の世界と魂の世界 魂から私を見れば私の心など意味はないのだろう 魂にとって[無常]も[永遠]も等しく尊くもあり、つまらなくもあるのだ 人間の心にはお構いなしだ だが心は逆らう 愛に燃え上がり愚かさに身を委ねる 馬鹿は嫌いだがお馬鹿さんはいい 馬鹿が作る世界は面白くも可笑しくもないがお馬鹿さんが繰り広げる世界は笑えるからだ 人間だけが笑うことが出来るそうな
多くの賞賛を戴こうが心は満たされはしない ただ一人の人から愛されたことのある者ならば知っている 愛に勝る慰めなどこの世にはないのだと そこまで深く真面目な愛を求めはしないがせめて笑顔で心を伝えたい
単純な願いを全ての人が抱いていると知ったなら与える術を学ぶべきだ 私にとっての至福があなたにとっても至福か?私は多くの人にそう問いかけているのだと思う 孤独であればある程人間なんだろう そう感じるから人にも優しくなれる 無言で手を差し伸べる時(私も貴方と同様に孤独なんだ)そんな囁きが込められている 誰も私にはなれない 誰も貴方にはなれない
そのことを知ってるなら共にこの時代を生きる孤独な仲間として寄り添うことが出来る
私は人間になる為にだけ学んできたのだと思う 愚かな人間から愛されても喜びにはなり得ないのだと私自身が知っているからに他ならない 未熟な人間の愛は心を癒やすことはない


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