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神様が愛したもう一つの顔がある。不幸、悪魔、災い。他にも言い方はあるのだが、ダビィンチの側にいた少年にサライがいる。ダビィンチはサライを悪魔、泥棒、嘘つきと書き残している。私もサライと言う少年が気になり、ダビィンチの残された資料の中からサライを探した。可愛い悪魔の子供と言うにふさわしい。ダビィンチが嘘つきとサライを言っていたのは嘘ではないだろう。但しサライの嘘は生きる為の知恵であり、人生を豊かにする為でもあったのだろう。恐らくダビィンチでさえ予測出来ないものだったと私は想像する。形良く納まった人間ではないサライこそが命の躍動を感じさせてくれたのだろう。ダビィンチが生きていた頃から人間は偽善者であったのかも知れない。今でも町を歩けば似たような顔をいくつも見る。もう見たくないとさえ思う。時に私はイライラが募り能面の下に隠されたもうひとつの顔をひきづり出したくなる。そこにある顔こそが神様が愛した孤児がいるのではないかと思うのだ。人間には愛されなかったが、神様にだけはこよなく愛された悪魔のような無邪気な存在がいる。神様をてこずらせ、振り回し、折角作ったエデンの園とやらもサライ
と言う少年の手にかかれば壊されてしまう。破壊と創造が芸術。サライは神様にとって、なくてはならない存在だった。サライを見つめるダビィンチの眼差しは神の目をしていた事だろう。神と悪魔が和解する所に人間の楽園もあると、最近思う。好奇心に輝いている瞳の奥には神の子、サライを見る。神様が最も欲した純粋な幼子を。
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