携帯から書く日々ブログ
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空気。曖昧な事しか言えないのだが、あれは何だろう。静寂とも違う。妙な静けさは子供の頃味わった空気。誰も語らず、それぞれが背中を向け合い暮らしていた。私はあの頃の日々を思う度に墓場を想像する。心を閉ざした人の中で自分も死んでいく気がした。心を開いていたら傷付くばかりの日々に何時の間にか、感情が消えてしまった。父は自分が愛される事だけが大事だった。今は解る。愛のない人間の心は育たない事が。私はずーと不思議だった。父の言葉の中に父自身がいない事が。父は人の悪口は言わなかった。全てが綺麗事に過ぎなかった。人間である以上憎しみや嫉妬は付きまとう。心の中で私は闘いながら生きてきた。嫉妬も憎しみも辛いのだが、自然に沸き上がる感情を否定は出来ない。人間の本能に思える。葛藤のない人間はいない。もし居たら、それは人間ではない。社会や親に寄って形作られた偽りの姿であろう。煮えくりかえる感情と闘いながら、なお、いかにありたいかを考える。社会とは関係無く。あの父と似た人間は他にもいる。世の中に認められる事しか考えていない。父にとって生きるとは何だったのだろう。善人であろうとした父は人間を否定し
たのだ。人間は善人ではない。そうありたいと願いはするが、そうある為には闘いの連続になる。私の中に葛藤が堪えず生まれ、命賭けの闘いの果てに道は決まる。迷いながら後悔しながらも選択した道に他ならない。 PR |
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