信号無視

会話の最中に申し訳ないのだが、さっきから、ズーとあんただけ青信号なんだが。 私は赤信号のまま身動きが取れない。コミュニケーションにはならないから、あっちの道から帰る。 ガキの頃読んだ本はサッパリ解らなかった。私だけに向いていた訳ではないから仕方ないのだが。 獲たいの知らない存在に語るのは大変ではある。特にガキ。あの脳味噌はどないなってまんね。人生も長くなるといつの間にか、パターン化している。やべぇな、と、思う。コミュニケーションは人生の交差点。ガキをみたら赤信号。何が飛び出すか解らん。何処に飛んでいくかも解らん。 解らん事の先には何かがあるのだろう。何もないのは一方通行。好きなとこ、行けば。わしゃ帰る。