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私は何も喋らない子だった 新坂以外の人から見たらきっとつまらない人間でしかない 新坂を喜ばせようなどと意識していたわけでもない 何も考えずに思ったままを言葉にしていたまでだ 思うに常識に縛られなかったら人はみな面白いか、どうかは知らないが個性的、若しくは変わり者になると私は思う 自発的な言葉や行動と言うものは当の本人でさえ思いがけないことを仕出かす 下手したら地獄、上手く行けば天国
どうも私の主観には新坂の視点が加わっているような気がする 私が街中でやらかすパフォーマンスはどれも新坂がいかにも笑いそうなものばかりに思える 新坂のことだから馬鹿笑いなどはしないだろうが、嬉しそうな苦笑顔が浮かぶ その笑顔が見たかった 愛する人の笑顔が私を生かしてくれているのだとつくづく思う 不思議なことに私がやる馬鹿げたパフォーマンスに共鳴するのも新坂に似た人でしかない それ以外の人から見たら[ばっかじゃない]で終わりだ 新坂やサライは[また、やってら]なんだろう 退屈が嫌いなんだが、馬鹿笑いも嫌いだ 私は新坂やサライの苦笑が楽しい 穏やかな顔の新坂が苦笑する時は複雑な心境なんだと思う 新坂は真面目で地味で優しくって…それだけで良かったんだと思う 私には新坂のような人が一番相応しかったんだと最近思う
(帰っておいで)勝手にいなくなる私を待っていたのかな? 札幌には新坂がいるから安心してうろついていたのかも知れない
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時の彼方にその人は佇む 微かに口元に笑みを浮かべて 記憶にさえ残らないほど自然に過ごしていた あれは特別な関係だったのだとあらゆる物事が語りかけてくる あの頃を客観視することは出来ない 私と新坂の間に流れていた優しい音色は見ることも描くことも出来ない 経験したものだけが知っている 愛し合う二人の人間から放たれる音色は言葉になる以前のものだと言うことを
時を遥かに超えて私を何度も呼び戻し続けた不屈の愛があるようにすら思える 愛は自我を焼き尽くす炎である、とも言われる もともと私には自我などなかった 人を憎まぬ心、妬まぬ心 その心のままだけで良かったのだと今更ながら思う 心のある人間ならそれがいかなるものであるかを知っている 常識に縛られず心が感じたままに動く私を[まんがは面白いね]あの言葉に嘘はない 人が大人になるのは自分の命に等しい存在と出会った時であろう 新坂の背中が大きく見えたのはそこに新坂の意識が反映されていたからだと思う 私たち人間は見えない意識にがんじがらめにされている まるで一本の木に蔦が絡まっているような感覚だ
私は思うことがある 魂も心も自由を愛するのだと 魂の半分は外にある 自己と外の世界に調和をもたらすために引き裂かれたのだと 個無くして世界はあり得ず世界無くしては個は有り得ない
寂しいと言うのではない 子供の頃の感覚だ だが、あの頃の孤独とも違うような気がする 弱い自分が嫌で強いものに憧れ、強さゆえの孤独に思える 石川さんに繋がる孤独を肌で感じている 私が出会った人たちの孤独を私自身の命の中に感じる 弱さ、それさえ武器にしてしまう強かさが人との距離になる 新坂といた頃の私はただ純粋なだけだった 偏見も差別もない心で世の中を見ていた 私は知ってしまった 私の心が見ていた世界ではない世界を 私はこの世界でしか生きて行けない だが、私がこの世界でどのように生きるかまでは指図は受けない 以前に書いておいた詩を抜粋
[闇に閉じこもることなく 攻め続けられても光を手放さず 常に世界の真っ只中に立ち、二つの大きな世界の中央にて我が玉座を築いてみたい
私が世界最強の王となるはこの玉座を除いて他にはないと思うがゆえ この玉座から闇に向かい死の果てまで光に向かい生の果てまで届く限り手を伸ばしとうございます バランスを崩せば一瞬のうちに闇になり光となり私は消滅する身です]無意識からの囁きを改めて読み返しながら様々なことがよぎる これを書いた頃私は今とは違う大地をさすらっていた そして陥没した 奈落の底に突き落とされ随分長い間私は闇の中をさまよい続けた 何も見えない世界で私は方向感覚を失っていた 自分と言うものがない人間は方向も分からないのだと思う 恐怖から他人の後をついて歩くだけに思える 私は最強あまり物事を考えなくなった 心が思ったままに行動し後は神に委ねている 私に非があるなら罰せられるを覚悟で
私に同じ過ちを繰り替えさせないでほしい 愛さずに私は生きれない悲しい人間です 対象のない世界で虚空を眺めていた 私の目には何も映ってはいなかった 遥か彼方を見つめるように瞳は虚ろに宙をさ迷っていた
この世界のどこにも私が求めるものはなかった さすらう瞳に人々は語りかけた 急ぎ足に街から街へと駆け抜けた 私には家族はいない 取り残されたような感覚は一体どこからくるのか 言葉に出来なかった悲しみが命の奥深くに沈殿したままだった 目覚めないでほしい、と願う私の気持ちとは裏腹に悲しみが目を覚まし、私に囁いた [そのままだと死ぬよ]生きている身にとって死は未だ見ぬ幻 生まれ落ちたその日から赤い糸で結ばれている 逃れられない定めに人は怯える 苦しみに喘ぐ者にとって死は優しい微笑み浮かべる 虚空に生まれた悲しい人間は夢を紡ぎ生きる 美しい夢を見る心だけがこの世界を照らしてくれる 私が見た夢
自由と愛への憧れ 戦いはまだ終わってはいない 誰とも戦わない 蔑み哀れむだけだ 彼らと戦えば私も同じになる 戦わず勝たない

これは石川さんのことだと思う 石川さんに会った直後だし雰囲気からして多分石川さんを表現している[ただひとつの大地から闇と光を見いだした人 誠の愛を持つ人 この世のいかなる荒波にも奪われず心を守り通した人 その強さであなたはあなたの愛する人を守り抜くことでしょう 私は私のうちにあなたと同じ世界をやっと見つけました 今こそあなたの心に報いることができる あなたの歩んできた道を共に歩ける強さを身につけ、それが私の花嫁衣装 両の手いっぱい摘んだ花の数々はあなたを王者と認め、その頭上を飾るためにだけ摘んできた祝福の花々 誰のためでもない あらゆる苦難は全て、あなたへの愛ゆえ]
石川さんに会って感じたものではあるが、これは新坂への無意識の思いなんだと思う 普通の生き方をしてきた人には決して理解されない恐怖を抱え私は生きていた 人間の世界から遠く離れた地に私は育ったようにすら感じる 人間が怖いくせに人間が好きと言う矛盾した心境 怖い人間だらけの世界で私が唯一心許せたのが新坂だったんだ 石川さんに会った時はまだ新坂には辿り着いてはいなかった 記憶の奥底から呼びかける声の中には新坂が存在していたのだと思う 石川さんとの出会いも不思議だった でも石川さんから新坂には向かわなかった サライには最初から妙に懐かしいものを感じていた 石川さんはあまりにも洗練されすぎていてどこでも生きていけそうな気がした 最初に石川さんにさそわれた時、私は思わず言ったんだと思う
[あなたなら他にもたくさんいるでしょう]私じゃなくてもいい、そう思った 石川さんに憧れる人は大勢いる そんな気がした 新坂には本当に私が必要だったんだと今更ながら感じる 新坂が私を必要としていた気持ちや心を私自身が味わっている 他人同士の二人の人間の間に流れる優しい流れがある 人を信頼するのは勇気がいるんだと思う 娘の影響でフィギュアを見るようになりペアでいちばん大切なものは相手への信頼だと感じた 見た目は優雅だがかなり危険な競技だとも思う 人が大人になるのは自分より大切なものをみつけた時ではないだろうか 守りたいと言う姿勢が大人としてではなく大きく映るのだと思う 大人と言う表現ではなく大きな人、と言った方がピタリとくる


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