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空気。曖昧な事しか言えないのだが、あれは何だろう。静寂とも違う。妙な静けさは子供の頃味わった空気。誰も語らず、それぞれが背中を向け合い暮らしていた。私はあの頃の日々を思う度に墓場を想像する。心を閉ざした人の中で自分も死んでいく気がした。心を開いていたら傷付くばかりの日々に何時の間にか、感情が消えてしまった。父は自分が愛される事だけが大事だった。今は解る。愛のない人間の心は育たない事が。私はずーと不思議だった。父の言葉の中に父自身がいない事が。父は人の悪口は言わなかった。全てが綺麗事に過ぎなかった。人間である以上憎しみや嫉妬は付きまとう。心の中で私は闘いながら生きてきた。嫉妬も憎しみも辛いのだが、自然に沸き上がる感情を否定は出来ない。人間の本能に思える。葛藤のない人間はいない。もし居たら、それは人間ではない。社会や親に寄って形作られた偽りの姿であろう。煮えくりかえる感情と闘いながら、なお、いかにありたいかを考える。社会とは関係無く。あの父と似た人間は他にもいる。世の中に認められる事しか考えていない。父にとって生きるとは何だったのだろう。善人であろうとした父は人間を否定し
たのだ。人間は善人ではない。そうありたいと願いはするが、そうある為には闘いの連続になる。私の中に葛藤が堪えず生まれ、命賭けの闘いの果てに道は決まる。迷いながら後悔しながらも選択した道に他ならない。
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ごめん。投げ捨てる様に謝ったが、内心思っていた訳ではない。気まずい空気が嫌で、取り合えず、謝っただけ。喧嘩の度に謝るのは私の役目になる。根本的問題は解決する事も無く。寂しくて一緒になった事事態が間違っていたのだろうが、人間は皆寂しいもんだ。誰かに気持ちが解るとは思えないのだが、傍らに居て、せめて笑って過ごせたら、少しは気が紛れる。そこから又ゆっくり自分に向き合うのもいいかなと私は思う。
届く事はないであろう。子供の頃、夜空の星に手が届くと信じていたが、今では解っている。星は私を誘いはするが、決して届かないであろうと。ユートピアも又、空に瞬く星の様に憧れではあるが、永遠に憧れ続ける理想に過ぎない。解っていても追い求めるのは、立ち止まるのが怖いのだ。子供の頃、描いていた夢の数々が絶望からの唯一の慰めだった様に、がさつな現実にあって、ユートピアは心のオアシス。思い描いている時だけは穏やかでいられる。
双手に分かれた線路がただ延びている。何処へ向かうかも解らない線路が。夜と霧を読んだ私はその線路の一本がガス室行きである事を知ってる。乗っていた人間は知らなかったであろう。彼等に選択は無かった。過ちである事は誰の目から見ても解る歴史がある。ガス室に向かう列車内の人の心にもいくばくかの希望があったのであろう。最後まで希望を抱いていたであろう。極限に立たされた人間の心に希望がある限り、何者にも奪えないものもある。
漬物石の如く、コンプレックスが乗っかっていた。フロイトの本を読み直して、思った。抑圧とコンプレックスは違うな、と。抑圧的な人は本来の自己に目覚める事を拒むのだが、コンプレックスはあがきながらも陸に上がろうともがく。取り払う事も可能な気がする。フロイトを読み直して、私自身が感じている事との隔たりがあり過ぎて、馴染めない。コンプレックスは多少ある方がいい。傲慢になり易い人間を戒める為にも。過ち多き人間は油断すると傲慢になり、愚かな行為に走りがちだ。


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