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新坂、何故あなたは私をあそこまで信頼しきっていたのだろうか 極自然に穏やかに日々は続いていて全てが順調に運んでるとでも思っていたのか 確かに記憶の中にあるのは新坂の優しさに溢れた行為だけだが、新坂は私の不安を行動で解消しようとし過ぎたように思う
大学生だった新坂に[結婚しよう]とは言えなかっただろうが、せめて[好きだよ]くらいは言えたんじゃない [まんがは面白いね] 今ならそれだけで十分新坂の気持ちも分かる
だがあの頃は違った 好きと言って欲しかった 自分に自信がないものだから好きな人を選べないんだと卑屈になっていたのかも知れない
新坂と別れた後は次第に[愛]と言うものを信じなくなっていた 好きでも信頼関係が築けなかったら愛には至らないのだろうね ロミオとジュリエットじゃないけど愛が強すぎると過ちの源になるのかも 疑う気持ちが互いを疲れさせてしまうみたいだ もう一つは好きと言う感情に気づいてしまうとあまりにも意識し過ぎるからギクシャクしてしまうもんだろうなぁ 新坂にはそんな意識が全く無かった まるで肉親のような感覚だけだったから特別な感情は持ってなかったようにすら感じていたが、よくよく思い出してみたら好きでもない人にあそこまで付き合ったりはしないだろうし、時間をさいたりはしないのだと分かる
笑い話なんだが[学業と私のどっちが大事なんだよ!]そう言った馬鹿げた気持ちもあった 生きて行く為に大切にしなくてはならないものが他にもあるなんて考えられなかったんだろう とにかくずっと側にいてくれるから愛されていると言う馬鹿な発想しか無かった お陰様で新坂の後で付き合った彼は私にベッタリひっついていて大学を二年留年した この場合私も悪いのだが彼にも責任がある 新坂の心境は[大学卒業せんことには何も出来ん]だったのだろうか とにかく行動の人であったのは確かなんだが少しくらい説明しろよな、とぼやいている私がいる 因みに男はセックスが愛の形なんだろうか どうも男連中を見ているとそう思えてならない で、女はあれこれプレゼントしてくれる男に愛の証を見る訳かよ くだらねぇ話だぜ それじゃソープ嬢と客の関係じゃねぇか
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のどかな時間に歩いて来た道をふっと振り返る スケッチブックを開きながら、随分前に描いたイラストを見る
我ながらいい雰囲気の絵を描いていたんだなぁとしみじみ思う
これ描いていた頃は喫茶店を経営していたんだ 客のいない店内のカウンターで絵や独り言のような文章を書いていた 誰にも私のもう一つの顔は受け入れてはもらえなかったからなのか、店での私はいつも笑顔だった 商売用の顔だな たまに店以外で偶然私を見た人は別人のようだったと評していたっけ 誰もうっとおしい顔なんぞ見たくはないもんだ
辛い時、鏡に向かって微笑む いつまでこんな道化芝居をやってやきゃならんのだろう そう思う
生きる為よ 何の為にだ 自問自答が出口のない迷路を巡る そうだね 今ならこの世界に愛する人がいるからよと答えられる 生活の虚しさから始めた商売だったのかも知れない ただ動いているだけで虚しさから解放されていたのか、ただ単に考えずにすむからだったのかどっちでもいいのだが
あの頃、よくゲーテの詩を読んでいた 読みながらゲーテの心になれたなら世界は輝いて見えるんだろうなぁと想ったりした 感情移入が人間には出来る 本もそうだが人に対しても感情移入することで共感したりするもするのだが、嫌な感情にはあまり立ち入りたくはないと言うのもある 昔は闇雲に誰彼なく感情移入し自分の感情が希薄になっていた頃がある そこまで行くと喪失感でしかない
店を閉店する少し前から無気力になり、開店時間を気にしながら厨房でボンヤリとした時間を過ごしていた どうにも体と気持ちが足並みを揃えてはくれなんだ トコトン追い込まれた時、私自身を振り返った あの頃の私の価値観は他人、若しくは世間の価値観の受け売りでしか物事を考えていなかったたんだと思う 自分自身が良いと思うものは何一つない 辛うじて絵や文章を書くことくらいだったのかも知れない 本当はノンビリと生きていたかったのかも知れないのだが許されない現実が私を追い立てるように現れた
今更、触れたくはない事柄がある やっと処刑台の階段一歩手前で逃げ出したのに再び[帰れ!]と言われている気分になるから記憶から薄れるまで少し時間が欲しいと思っている こんな風にノンビリしている暇など本当はないのだが、心の中で(許して欲しい…)と懇願している
大それた望みなんか私には無かった ただ思いやりに満ちた人間関係を築きたかっただけでしかない 私は最近やたらいろんな人に吠えまくっている [人間なら人間らしい教養くらい身につけろよな!] 教育と教養は明らかに違う代物だ 教養は人から人へと愛を通り伝達する 血肉になったものが教養に思える
人間に生まれた私はやはり人間から愛されたい
あの日々が私にとって如何に地獄だったかが離れてみて初めて実感出来た
音楽と食事らしい食事のある生活 大それた望みでは無かったのにそれさえ阻まれていた 食事を作りながら音楽を聞く 静かで穏やかな時間がここにある
絶望的な生活の中で唯一の救いがサライの存在だった サライに最初に書いた手紙に[君は私の希望]漠然とそう感じたままを記し手渡した 本当にあの頃はサライだけしか喜びと言えるものはないように感じた 他には何もない世界でサライの存在にしがみつくように生きている自分を悲しくも思った サライは今でもかけがえのない存在には違いないのだが、サライを中心にあらゆるものが輝いて見える 最初からそこにあった様々なものや出来事、人 辛辣な顔した現実に時折美しい花を見つける度に[前からここにあったんだ…]
気持ちが暗いと何もかも色褪せて見えるものかも知れない
軽快なリズムで私は人々と触れ合っている 今日は心電図を取った 心臓の薬を貰う為に一応定期的に心電図を取るのだが、馴染みのドクターが[いい心電図だ]と笑いながらの会話 いつもアホなことを言う私にドクターは[海外にでも行ってたの]勿論冗談だが [そう、天国と地獄をね] 私はこのドクターとは相性がいいんだろうなぁ 二人してアホな会話で盛り上がる[先生ハンサムね] お返しに[美しい いやいやなかなか美しい体をしている] 全部お世辞に決まってるんだが軽快なリズムが心地よく人と人の間を流れて行くのが分かる ありのままの私になるにはまだなのかも知れないのだが、何かが少しずつ変わって行くのだけは感じれる 絶望的な現実から何故私は逃げなかったんだろう いつでも素早く身を翻し飛び去っていたのにと思う
[長いものには巻かれろ]と言う諺がある 年月は良きにつけ悪しきにつけ作用する 冷静な判断を困難にするのかも知れない
幸せにも不幸にも慣れてしまうと何も感じなくなるのだろう 麻痺している状態から私を目覚めさせた愛がある 何人もの人が私に囁いた[君はここにいてはいけない 逃げなさい]病院に勤めていた頃に患者さんから逆に助けら励まされていた 死を覚悟した人が私を気遣ってくれたんだ たくさんの人から私は愛されてきたんだと過去を振り返り思う
人間が嫌いで山の中で暮らしたいなどと夢みた頃もあった それが不可能だったのは私は才能も無く真面目に働くしか無くいやが上にも人間関係は避けられない状況に置かれたからに他ならない
[オルゴールが好き]と知人に呟いたら、CDを戴いた 気持ちは非常に嬉しいのだが、私はオルゴールの蓋やネジを回す瞬間が好きなんだ とは言えなかった 結局一回もCDは聞くこともなくいつの間にかどこかへいってしまった
うん、オルゴールそのものの雰囲気が好きなんだろうね そう言う無駄は他にもある 例えばコーヒー 昔、貧乏なくせにサイフォンでコーヒーを入れていた時期があった その時その時に寄って[こう言う時間っていいなぁ]と思える無駄な時間の使い方がある 最近、私はチャリ専門であっちこっち走り回っている せっかちな私は難波を歩いていて通りがかりの人から[狭い日本そんなに急いで何処へ行く]と言われたくらいだから傍目からみてもしゃかしゃか動いていたんだろう
最近引っ越したアパートの近くにちょっと今時にしては珍しいのどかなそば屋がある 営業時間がAM11時30分からPM3時30分まででおまけに営業日が週4日ときたもんだ 何となく[そこそこ食って行けたらいいんだ…]そんなニューアンスが無くもない ガツガツしてないっていいなぁ 余計なお節介だが、聞いてみたくなる[他の時間何してるの?] 何となくライフスタイルが気になる御仁でござる 因みに先日その店の前をチャリで通りかかったらそばを打ってる店主と目が合い思わず微笑みと会釈が出てしまった 想像していた通りの欲のない笑顔に何となく安藤した次第だ 生きてる時間を楽しんでいるって素敵じゃない 静かな自負の念が深い水の底を音も無く流れているみたいなのがいい
最後まで笑顔でいさせて…苦しみに負けたなんて誰にも言わせたくない 悪辣な眼差しがほくそ笑んでいても太陽のように輝きを失わないでいたい 私は生きているの 赤い血を滴らせながら生きているの 熱い血が私の命には太鼓からの流れとなって流れている けれどここで私が息絶えたとしても私は決して死にはしない
永遠不滅の源から衣装を変え再び蘇るでしょう 人間の魂がさすらう大地に幾度も降り立つでしょう


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