慰め

私を励まし続けたものは苦境の中で毅然と生きた人々や辛い宿命を背負った人々であった。何の因果か自分より苦しい環境で生きた人を身じかに感じた。人には見る方向の癖がある。自分の視点からぐるりと世界を見渡し、最終的に私が選びとったものは一番最初の感動、愛の妖精のコオロギと言う少女の生き方。それが私の原点だ。共感出来るものに人は惹かれる。自身の中に欠片があるなら、分身を求めるように内面的な世界を補うようにさ迷う。 理解出来るからに他ならない。語らずとも理解出来る心地よさは人の心の故郷だ。苦しくとも愛してしまう不可解な心理だろう。恐れながらも惹かれていく衝動。 損得の感情は多少あったとしても、強い衝動は自己完成の道を歩むように思う。私の人間としての恐れや幸せには興味がないのだろう。私自身でさえ分からないものに導かれ生きて来た。幼い日の私は何処に行くかさえ気にもかけず追い掛けたように思う。愛するものと離れまいと必死だったとしか言えない。 人はパンのみに生きるにあらずとイエスは言う。 病める時も富める時も共にあらん事をとも言う。愛するとは苦難を苦難とは感じたり
はしない。私はまだそう言う人には現実に会った事がなく、苦難を共にする気にはならないが、それが私の求める愛ではある。

どこ見てんねん

格差なんてどうでもいいよ。大学が潰れる度にざまぁみろ！ってとこかな。企業がポシャるとスカッとする。不景気だと嘆いているばかりの連中を見ると笑いが止まらない。世の中の流れに変化が見え、人の心も変化する。物で栄えた時代に生まれた人間には物が価値を持たないガラクタになるなんて信じたくはないだろうが、格差が開けば物を買う余裕はない。結果物は売れなくなる。挙げ句の果てに少子化と高齢化とくれば、一体誰が買う？猿にでも売るか？よその国に売るか？その日暮らしの貧しい国で誰が車やら訳の分からんもの買う？一体どこに向かって消費を進めてんだか。ゴミ問題で悩みなから消費を促す心理は分かるが、分かりたくない。 センスの悪いおばはんがじゃらじゃら宝石を身につけ、のたもうた。これは私の努力の結果よ、と。 本当に努力の結果ならもうちょいとましな金の使い方をしそうなものだが。 金を持たない者の僻みでございます。どうぞお気を悪くなさらないで下さい。

本物の馬鹿

麻生を見ていると、こいつ本物の馬鹿だと感じる。自覚がない馬鹿ほど手に負えない。私が結婚相手に選んだ奴も同類みたいなもんだ。飯食っても何も言わない。男は無口がかっこいいと勘違いする。人に対する感謝が全く出来ない、当然思いやりなんて言葉は奴の辞書にはないのだ。人がしてくれる事は当たり前。嬉しいなんて感じれないから人の喜びも分かりはしない。一体何の為に一緒になったんだと聞きたくなるが、聞いたとこでろくな返事は返って来ない。神様よ。私しゃあんたが実際にいるとは思ってはいないがこの苦しみも何らかの意味はあるのか。 空虚な心には何も届かない。私に地獄とはこう言う事だと教えてくれているのか。これにも意味があるなら耐える事も出来る。

待合室で

何気なく手にした本の冒頭に、具体的な描写はほとんどなく全てが誘いと暗示でしかない事に気づくのです。子供の頃私を誘ったものもこれだ。見た事もない様々な生物や姿は見えないが声だけの存在。後に私はこの声の主に神様と名前をつけたが、そう言う名だったのか怪しいもんだ。名前なんて実際はどうでもいい。私にとって人間より身じかな存在でしかない。悲しい日々が幾日もあり、毎日が曇り空のようにどんよりとして、そこから私は抜け出せず絶望感で潰れそうになっていた。７才の私に生きる知恵はない。その最中に私の心にたった一言、笑ってなさい、それだけを言った。一人でへらへら笑ってろと言う意味には取らず、出会う人にだだこんにちはと挨拶する程度だが、暗い気持ちから抜け出すにはそれで充分だ。 都会では誰彼構わず挨拶なんて出来ないが田舎の良さはそんなとこだと思う。都会では都会なりのやり方もあろう。求めるばかりだから余計貧しさを増していくんだがな。与えても返ってこない時もあれば逆に傷つく時もある。ただ言える事は人は素敵な出逢いを待っているものだと言う事だ。

潰しの効かない政治家

この人政治家辞めたら何の役にたつんだろう。コメントでいい政治家はみなあの世に行ってしまい、今はいないなぁとぼやく、分かるな。政策より人間性なんだってわかって欲しい。魅力がない人ばかりだと興味なくす。政策なんて本当はどうでもいいと思う訳だ。政治家の才能があってでは無く、他に才能が無くてなったような方々で潰しが効かないから仕方ないちゃそうだが。議論を聞いていて情けなくなる。真面目な顔で阿呆な発言する。本心から思ってるんだったら怖いですな。