崖っぷちで

崖っぷちで笑うなんてのはヤケクソ以外の何物でもないんだが、ここまで追い詰めないと始動しないのも私なんだ。
昨日までの恋愛ムードから一転し、闘争体勢に入る。
こうなったんもおめぇの力不足のせいだ！やんわりと遠回しに言っていた私も悪いんだが。おめぇが恋愛ムードにはまってっから少しくらい寄り道してもいいかなんて油断していたのもある。
もうやんぺー！
君の好きな大陽が出ないね。
因みに辞書で悶えるを引いたら(口に出さず深く悩む)だとさ。時間の無駄だね。私ならさっさっと解決策を考える。
提案したのに乗りが悪いったらありゃしない。そりゃ見てる分には面白いけど足止め食らった気分。悪いけど先に行くわ！ 私の先回り出来るくらい読んでくれると助かるんだが、また引き返して君を連れ戻しに行かなぁあかんかいな。
いずれにせよ。私には君が必要ではあるが、動かない駒を押し続けるのは時間の無駄。
動くまで待とうかホトトギスじゃないんだなぁ。君が私に空間を提供してくれた真意が分かった。私を見張れるからなんだ。ここに閉じ込めておけば安心だとでも思ったんだろう。私はそこまでは思い付かなかった。非常に迂闊であった。
君が提供してくれたのは水槽ではなく、私を閉じ込めておく為だったと気付いてしまった。
まっこと愛の罠だった。君の純粋な心だからはまったんだがね。

同士

恋人は裏切る可能性が高いが同士は恋人よりは信頼出来る。同じ志しを持っていれば道は違えど、約束の地で再会する喜びがある。恋人は違うね。毎日、毎日、愛を確かめ合わなくては不安でしょうがないんだ。面倒臭いこった。自由を奪われてまで恋愛をする馬鹿がどこにいる。実際はみな自由と引き換えに奴隷になりたがるってのが現実だがな。
私はごめんだ。
私の相棒になる気があるなら恋愛感情は暫ししまっておいて頂かないと作戦も上手く行かない。
敵を欺くにはまず味方からだが、君の欺き方は逆だ。
私以外はみな敵と思え！君と私の秘密は誰にも知られては困るんなら、私以外は敵でしかない。
身内意識は捨てろ。身内であろうが志しが違えば敵に過ぎない。それが同士と言うんだ。
君は大いなる勘違いと若干の気の弱さが災いとなり目的を遂げられないタイプに成り兼ねない。そこが私は不安になるんだ。共倒れはごめんだ。
君の甘ったるい作戦じゃ負け戦をするようなもんじゃないか。いい加減気付けよな。君にとって味方はどっちなんだ。
君が私の参謀役に回ってくれるのが一番理想的なんだが、そう言うのは男としてのプライドと恋愛感情が邪魔するんだろうね。
せっかくいい才能に出会ったのに残念極まりない。まっまだ時間があるからゆっくり考えといてくれよ。
作戦が上手くいったらセックスなんぞ何回だってさせてやっから。これが私の本音だ。
闘う時は持てる武器の全てを総動員しなきゃ勝てないんだ。女である事も私には武器でしかない。
世の中ではそう言う女を淫らな女と言ってるらしいが自由と愛の為なら命さえ売るんだ。

同士

恋人は裏切る可能性が高いが同士は恋人よりは信頼出来る。同じ志しを持っていれば道は違えど、約束の地で再会する喜びがある。恋人は違うね。毎日、毎日、愛を確かめ合わなくては不安でしょうがないんだ。面倒臭いこった。自由を奪われてまで恋愛をする馬鹿がどこにいる。実際はみな自由と引き換えに奴隷になりたがるってのが現実だがな。
私はごめんだ。
私の相棒になる気があるなら恋愛感情は暫ししまっておいて頂かないと作戦も上手く行かない。
敵を欺くにはまず味方からだが、君の欺き方は逆だ。
私以外はみな敵と思え！君と私の秘密は誰にも知られては困るんなら、私以外は敵でしかない。
身内意識は捨てろ。身内であろうが志しが違えば敵に過ぎない。それが同士と言うんだ。
君は大いなる勘違いと若干の気の弱さが災いとなり目的を遂げられないタイプになりたいのか。私はごめんだ。
君の甘ったるい作戦じゃ負け戦をするようなもんじゃないか。いい加減気付けよな。君にとって味方はどっちなんだ。
君が私の参謀役に回ってくれるのが一番理想的なんだが、そう言うのは男としてのプライドと恋愛感情が邪魔するんだろうね。
せっかくいい才能に出会ったのに残念極まりない。まっまだ時間があるからゆっくり考えといてくれよ。
作戦が上手くいったらセックスなんぞ何回だってさせてやっから。これが私の本音だ。

我が家

我が家に帰って来たら過激な私が待っている。[てめぇどこほっついてんだ！]ソクラテスの奥方のような形相の私がいる。こいつがいるから他の女が輝いて見えてんだ。いくら上手い料理でも毎日は飽きる。私の知人に色ボケがいる。知人の頭の中にはセックスと快楽がわんさか詰まっている。
たまには刺激になるが毎晩迫られたら逃げたくなる。好きこそものの上手なりと言うが、知人はセックスが好きなだけあって、セックスになると非常に色っぽい女に変わる。
そう言う女もいい。たまには我を忘れ、獣のように絡み合うのは寂しさを忘れさせてくれるから嫌いではないが、毎回だとちっと飽きる。
たまに獣になるからいいんだ。人間と言う衣装をかなぐり捨て、好きな女を犯しまくる男の絶叫こそ夜空を彩る芸術だ。簡単に燃えちゃいかん。[俺は死んでもいい！]とまでいかなきゃいいセックスは出来ないんだぜ。と言う訳で当分君とのセックスはお預けだ。
精々一人で悶えているこった。狂う寸前になったら手を差し伸べっからよぉ。
だけど、おめぇ怖いんだよな私が。一回セックスしたら骨抜きにされんのが。
そう言う女だからおめぇは惚れたんじゃないのか。
矛盾してんだよな。やりてぇ！怖い。
いずれ、どっかに落ち着いたら連絡くれ。種火だけは付けとくとこが私だ。強引なキスは最高だね。男を襲うくらいの女がいい。待ってる女は嫌いだ。

芸術

ピカソの絵画で好きなのはゲルニカ。めちゃくちゃなんだがエネルギーを感じる。形のないエネルギーを。
肉体を脱ぎ捨てたような、燃え盛る青白い炎。ゴッホもだな。儚い命より永遠を選ぶ欲張り連中が芸術家なんだなぁ。
どうせ死ぬんじゃ！しからば大地に刻印のひとつでも残したろうじゃないかの意気込みが人々を惹きつけるんだ。
不老不死は憧れだ。そんな薬が出来たら馬鹿は買いに行くだろう。私は金がないから買わない。
今日生きるのが精一杯で１００年先までは予定が立てられない。
ピカソは別だが、芸術家は貧しいのが当たり前なんだ。彼らは遥か彼方を見据えて歩いてんだから仕方ない。
今時の芸術家はメディアがこさえたガラクタ連中だ。
こら！おっさん、オバハンチャラチャラテレビに出て、分かったような決めセリフ吐くんじゃない。あんたの思い通りに人生が行けば何の為に人は生きるんだ。人類愛を語るは容易い。実行しなきゃ意味ないんだ。
絶望のどん底から、うりゃ～と立ち上がる命がいい。感動するんだ。惚れるんだ。心から悶えながら恋する私の恋人よ。私が愛しているのは君のその情熱なんだ。野獣のような欲望を秘めながら耐える姿は芸術そのものだ。消したくはない命の炎。
いろんな私がいる。でも全部私なんだ。世界中に存在する私なんだ。