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過去に私が失ってきたものの数々。
相手への信頼のなさより自身を信じる事が出来ない臆病からに過ぎない。
私の心が決めた人を信じるのは、私が幼い頃から信じ、内奥で語りあかした神に等しい。
神よ。あなたがどこかで私を見ているなら、いつか、あなたは私を愛する人へと導いてくれるのだと信じて来ました。
あなたもまた私に伝えたのです。
[いつも笑顔でいなさい][おまえの神は人間の中にあるのだ]と。
今、あなたが教えてくれた人間の中の神を見いだしたのです。彼はあなたが私に伝えた言葉を知るよしもないはず、だが、彼は知っていた。あなたの教えを。
全ての物事をあるがままに静かに眺めています。あなたの印がどこに紛れているのか、と。
確信しました。
全ての物事には意味があったのだと。
神よ。あなたは存在する。
あらゆる物事を通り、語りかけてくる。人々が気付かぬ囁きで語りかけている事を知りました。
私とあなたと愛する人だけが知る暗号。他の人にはただの文字の連なり、言葉の連なりでしかない。あれは私と彼との出逢いの印。
[覚えているかい?]何度も問いかけるように、私の意識、目の届く範囲にそれは現れる。その度に、心の中で微笑みながら、思いを感じていました。
[君から見える所に僕はいる]
1月7日は私が初めてあなたの声を聞いた日であり、あなたが誰かを知った日。
あなたが素知らぬ顔で呟いた。私も気付かぬ振りをした。
神よ。あなたは私が愛する人が誰かをご存じです。あなたがこの出逢いを祝福し、見守り、育んで下さるものと信じています。
1月29日。
窓際の椅子に座り本を読んでいた。私の目は本の文字を見てはいなかった。私が見ていたのはあなたの背中なのです。
いいえ、感じていたと言う方が正しいでしょう。
その後ろ姿はまるで、私を守るように見えたのです。私が信頼を寄せ、見つめていた神、私の人生の道しるべ。
心の中であなたの背中を感じながら呟きました。[大丈夫]。
人と人が心を通い合わせるのは互いが相手を思っている時なのだと知りました。思いを伝えたい。
文章を書く上でなくてはならない要素と思われます。強い思いがあってこそ人の心に届きます。
あなたに会うまで、諦めてました。
私の思いは私と共に死んでいくのだと。
あなたに伝えたい。あなたに触れるように、あなたに語りかけるように、人の心に触れたい。
優しき手を持ちあなたが私に触れたように。その手の温もりと暖かな優しい眼差しを多くの人に[愛の意味]として伝えたい。
自らの経験からしか生まれない言葉を。
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