携帯から書く日々ブログ
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壁越しに何かを叩いてる音が聞こえる。意味不明な物音に薄気味悪さを感じる。時には毒素の混じった溜め息が聞こえる。黙って男の背中を見つめ、無言で私は立ち去る。[一つの船に二人の船頭は要らない]と言ってた男の言葉を思い出す。男は台所で食事を作っていた。かって私がやっていた事だ。男はする事が無くなると主婦になった。一つの船に二人の主婦も要らない。私は男に主婦を譲った。時には仕事に行く私の運転手までやってくれた。男は暇をもてあましていた。それが彼の性癖であった。変わらない性癖。遠い昔、男は仕事に行く私におかまいなく寝床にいた。ほっとけば永遠に寝床にいただろう。私は仕事を辞めた。馬鹿らしくなった。ある日男は聞いてきた[後いくらある]金の事だ。2000円と応えると男は慌てふためいた。電話とステレオを質に入れ金を工面した。男は仕事を始め、私も仕事についた。 本質は変わらない。だらしない性癖は終る事がない。
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