なんも悪くない

これは、正真証明、本当の話し。変わり者の私は世界一の馬鹿だと、心底から思っていた。 全ての人が賢く見えて、小さくなって生きて来たつもりだが、何処に居ても目立つらしく、挙げ句の果てには言われたもんだ。(あんたは悪い事出来ないね。指名手配ですぐ、捕まる。)しかし、根が悪ガキだから、悪戯大好きだし、不意に、後ろから回し蹴りしたくもなるし、ヤクザ顔負けのたんかも好きだし。捕まらずに悪さする方法考える方が良いかな。 あれこれ、法の目をくぐりながら、如何に、自分の好きな事をやるか！その一点に集中する。こんな時は集中力がやたら強化される。昔の人は上手い事言ったもんだ。好きこそものの上手なれ！ 楽しみながら学ぶ、今では私の哲学になっている。悪い事なんてないんだ。何時も思うのだが、使う人間の問題だと、つくづく思う。この性格の悪さ、遺憾なく発揮出来る相手に出会った時、ワクワクしながら悪魔が飛び出してくる。出番を待つ、役者は他にもいる。

夏

夏は涼しいのが一番の幸せ。 家に居ても暑いから、コンビニに行った。都会のオアシスは、わびしいのう。帰りたくない、此処で今日、働かせて、店員さんと話しながら、商談。 床に寝そべったら気持ち良いだろうな。 客が来たら、ムクッ！と起き上がり、いらっしゃいませ！(チョツと、怖いものがある)夏だから、いいんでないの。楽しく感じるか、感じないかは、個人差がある。私が面白いと思う事は、現代では、非常識でしかない。 日常のささやかな非常識より気になるのが、他にもっとあるのだが、そちらの方に関しては国民の皆様は大変寛大の様子。モラル、ってなんだっけ。 誰もが、今の世の中おかしいと言いながら、考えない。 疑問に思うなら、考えろよな。貴方の脳味噌の中を想像する私は寒気がする。夏だったで、いいでないか！じゃ、済まない問題は沢山ある訳だ。

違うが、まっいいか！

暑すぎて、パンツとＴシャツでウロウロしてる。ナイスバディの女なら、絵にもなるが、この年になるとただだらしないだけって事位、知っとるわい！知ってはいるが、暑いもんね。 若い頃は寒さにも負けず、夏の暑さにも負けず、頑張った。 ひたすら、傍目を意識して。 もう、限界。好きにしたらエエがな！ 先日パンツ一丁でいたら、気持ち悪かった。生まれた時は確か裸だったはず。裸で思いだした奴がいる。(有名人になりたい)と、のたもうていた奴がいた。(簡単じゃん、裸で其処ら中走り回ったらエエがな。)お気に召さなかったらしく実行される事はなかった。

何処に居たの？

今でも、昔の癖は治らない。 心の隅っこに黙って座っている私は相変わらず、宇宙を駆け巡る私を待っている。 少しだけ、のつもりで出掛けていくのだが、帰り道を忘れ、アレアレ、なんで此処にいるの？何もかも忘れている。現実には余り興味がない。それじゃ生きて行けないよ。(そんな事位しってるわい)面倒くさがりだから、もういい！死ぬ。簡単に言い放つが、人間ってなかなか死なない。試しにやってみたが、のたうちまわって、吐き散らして、結局、悪戯に苦しんで、生き返った。車が大破しても私は傷ひとつない。悪運が強いのだ。度々の事故にも関わらず、しぶとく生きている。 (貴方にはまだ生きて、するべき事があるのよ。)そんな心境の時には、いかなる言葉も、慰めも虚しく、響くもんだ。 時がたち、(ヘッ！)と思う日がくると、なんで、あんなに死に急いでいたのか、サッパリ解らん。 しかし油断大敵、又、悪魔の様なあの誘惑がやってくる。 手口は解っている。(ヘイヘイ、取り合えず聞いておきます。)時間がたてば、消えていく単純な思い。恋愛だって、
そうだ！あんなに好きだったのに。 振り返るとしょうもない事はいっぱいある。馬鹿らしくて、話しにもならないのだが、あの時は、真剣だったのだろう。今私はケラケラ笑いながら、思い出すが、チョツと間違うと、苦しみから黄金の扉を開いてたかも。 安易な慰めはかえって、追い詰める結果になる。 何か好きな事ないの？間抜けた質問はさて、置いて。 少しだけ、波長を合わせていると、見えてくる。(こんな所に居たのか。)そりゃ帰りたくないのも解るわ。 砂漠の中、あえぎつつ、歩く。 辛いのが解る。暫し、付き合うか。誰かが傍らにいる、それだけでいい。それが自分自身だったなら、なおいい。二人の自分、誰の心にももう一人の自分がいる。 私は多重人格を自認しているから、話し相手がコロコロ変わるが、話し相手は多い程いい。様々な意見も聴けるし、いざとなったら、頼もしい助っ人にもなる。貴方の中の誰かさん、は誰なんだろう。

恥の書き捨て

作家って、嫌な商売だよね。太宰の人間失格、読んだ。読みたかった訳ではない。(あんたは、人間失格と言われて、どんなんかな。)と、読んでいるうちに、人間失格も楽しそう。 一時期好きな作家だったが、気が付いたら卒業してた。走れメロスが太宰の作品だったとは、知らなかった。 まだある。好きな作品に(百万回生きた猫)あれ、好きなんだが、作家が誰か知らなかった。たまたま、佐野洋子さんの本を読み、知った時の感動。ついでに、佐野さんが谷川氏の奥さんであった時期があったらしい。最もなんで私が佐野さんの本を読んだかと言えば、谷川氏の選んだ人だからいいんでないのと言う、極めて単純理由からであります。お陰さまで、二回も感動いたしました。 だから、何時も言ってるでしょう。知らない事の喜び、知った後の祭り、もとい、知った後の感動。多分、私、経済に貢献出来ないと思う。其処ら中歩いているだけで、笑ってられるから。