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弟が自殺して大分たつ。父親への憎悪に耐えられなかったのだと想像は出来た。無視すれば良い事なんだが、愛していたんだろうな。死ぬ事で自身の中の憎悪を消したのだろう。私は父親にさっさと見切りをつけた方だ。弟には出来ない理由があったのだろう。ある程度の想像は出来るが、犠牲を払うだけの値打ちが父親にあったとは思えない。仮に彼が自殺では無く父親を殺したとして、その後の彼の記憶から父親は消えない訳だ。生きてる間父親は意識に存在する。早い話、意識から追い出すか、意識している自分を抹殺するか、どちらを取るかは個人の自由だが、自己犠牲を払ってまで関わる値打ちはない、と私は思う訳だ。いくつかの選択はあったんだが、疲れきっていたんだろうな。生真面目な子供だったから余計追い詰められたんだと思う。人間いい加減位がいいのよ。
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面倒臭いと思う事は山程ある。隣近所との付き合い。寂しいのも嫌だが虚しいのはもっと嫌。昔は仕事柄相槌も打てたが、年のせいもあるのだろう。忍耐強くない。楽しくない、意味ない訳解らん。相手の方も同じ事考えてんだろうな。同じ人間なんだが考え方が違う訳だ。違って当たり前なんだが、言わんとしている事が伝わっていれば別に問題は起きない。山に入って植林でもしたいな。原始人に帰りてぇ。多分無理だろうが。
何の因果か、一番嫌いな町に長く暮らしている。来た当初はこんなに長くいるつもりは無かった。何時の間にか離れられないものが次第に増えて行き、気が付いたら未練すら感じる様になっていた。好きな所は北海道なんだが、今更全てを捨てて行ける訳もない。愛情と言うのもこんな形で生まれて来るのかも知れない。別れるなら早い方が後悔は少ないと思う訳だ。この町は外国から来る人には人気があるらしい。私は自然が一番いい。素晴らしい建築物より、小さな川のせせらぎが今なお忘れられない。人間の手が触れた事のないものが嬉しい。触れ得ぬものであり、触れる事を畏れるものが憧れでもある。
ミューズが好んで降り立つ大地がある。ある場所に行けば会えるのだが、誰でも会える訳ではない。何時何処で私はミューズに会ったかを考えるとある心的世界に行き当たる。何にも惑わされず静な時の中に気が付いたら傍らにいた。私個人にとって最も穏やかで満ちたりた時の中に。世の中のざわめきが消えた瞬間に。欲望や名誉、自意識さえ必要がない程の一体感に訪れる。至福が大袈裟な顔で無くさりげない顔付きである事を知らない。ミューズに見捨てられた者がする事と言えば機嫌をとる事だと勘違いしている。ミューズは嘘を好まない。
プラトンの言ってる事は正しい。詩は狂気の成せる技であり、知性や理性で書かれたものではない。何者かが人間の器官を使い現れる。しかし全てを否定する訳には行かない。狂気に寄って書かれたものの中に真実が隠されている。人間の精神の原詩とも言うべきものが。自然が人間に与えたものと等しく何等かの形に変わる前の素朴な自然そのものの様に思える。今すぐ役立つものではないが、何時か生まれ来るものの源であるかも知れない。詩を書く者なら詩が生まれる精神状態がいかなるものであるか知ってる。詩は無闇に生まれたりはしない事を。ある個人が一定の条件を満たした時に生まれる。優れた芸術家はミューズに見捨てられる事を恐れる。泉がカラカラに渇くと彼等は慌てふためく。失った芸術家を多数見て来た。ある時一人の人間の中に確に存在したミューズが立ち去って行くのを。詩を書く本人が誰よりも知ってる。ミューズがいない事は。それでも書き続けたとしても、出来上がった作品にはまとまりが無く継ぎはぎだらけにしかならない。ミューズは確に狂気のうちに訪れる。人間の意識の届かない世界からの囁きなのだから。狂気と思われても仕方ない事はミュ
ーズ自身が知ってる。私が知ってるミューズは謙虚だった。無理強いをする存在では無く、あくまで私の理性の判断に任せてくれた。真実か、人間に必要か、考える時間を与えてくれた。


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