いいんでないの

好きにしたらエエがな。私には関係ない。他人の思考にいちゃもんつける権利が私にある訳ではない。人間は姿形は似ているが、内面になると全く違うのだから。違いを認めた上で、面白いかを私は見る。価値感は個人が現実に照らし合わせて選び取ったものだ。それが人間と動物と違う所なのだから、孤立を私は嫌いではない。此処以外私が落ち着く場所はないのだから、社会から認められたいと願っていた事が今では滑稽にしか感じれない。多分不安だったのだろう。今はどうでもいい。私は社会の為に生きてる訳ではない。私の心が望む世界にとどまりたい。頑張って生きたまえ。満足出来たら構わないではないか。私はこの現代に人間を見た事はほんの僅かだった。信じているものがあるから私は生きている。他者も同じであろう。

笑ってりゃいいのよ

今更こむつかしい話はしたくない。わたしゃ、笑ってられたらよかばい。おー生きてる、感じられる時がいい。自分の人生は自分が誰より知ってる。黙って人生に付き合う事にした。何が未来だ。来るか来ないか解らないものの為に犠牲にする時間はない。人生はいい所だった。悪くは無かったと言いながら、さらば人生よ。我思う故に我は存在する。人生は意外性があるから楽しい。たまには窮地に立たされもするが、それとて私のかけがえのない、個性的な道なのだ。君はスケジュールにびっしり予定を書き込めばいいさ。君の人生だ。好きに使えはいいでないか。君にも君の人生に誇りがある様に私にも下らないプライドがある。君から見れば鼻糞程度に過ぎないであろうが、納得した生き方をしているなら、グダグダ、ほざくんじゃねぇ。キャリアは大いに結構だ。飯さえ作れないボケナスに大口たたけるか。頭でっかちに何も話す事はない。精々社会の期待に応えたらいいさ。君にはそれだけが、価値をもつのだろうから。

境目

生と死の境目が無くなる時がある。死のうと決めた訳でも無く、あるがままの道を歩いて行けば境目を越えて行く気がした。その心境は全く逆の時にもある。虚無感と充実感とは似てはいないのたが、いずれも死と言う行き止まりを越えてしまう。中身は違うのだが、この世界に未練が無くなる。自殺と言えば聞こえが悪いのだが、認識する力が減少した時に人間がいずれ行くであろう死と言う幻も現実から続いている道になるのかも知れない。私にはまだ、此処と彼処との境目があり、現実と心の隔たりを感じる。

それぞれの神

私の中には闘いの神がいる。戦場を求め歩く。悪く考えれば悪魔にもなる、が良く考えれば、人間としての向上心にもなる。何より、闘いの神は人間が生きて行く為に必要なエネルギーの持ち主だと言う事だ。最初、それは単なるエネルギーに過ぎなかった。出口を求めて生命の中を闇くもに巡っていただけのものだった。意識が形と回路を与えると如何様にも姿を変える。若い時、スポーツで体を動かす事が大切なのは過剰となりやすい本能エネルギーの放出に過ぎない。私は歩きながら思考する時が一番現実に則した解答を見い出す事がある。まるで筋肉と頭脳が調和を取るかの様な、爽快さがある。生命の何処からもブーイングは起こらず、全身全霊が、イエス、と応える時程満ちたりた気分を味わう。

好きな言葉

人間はあきらかに考える為に作られている。それが彼の全ての尊厳、彼の全ての価値なのである。そして彼の全ての義務は正しく考える事である。(パスカル)支配者にとって幸福な事は民衆が考えない事だ。(ヒットラー)人間と言う奴は、何かやると必ず間違いをしないではいられないらしいな。まるで間違いをする為に何かをするみたいだ。(森本薫) 人間は努力する限り迷うものだ。(ゲーテ)平和は戦争のない状態ではない。それは心の強さから生まれてくる徳である。(スピノザ) 理解する(心の静けさを通じて)行動する(心の静けさから出発して)勝ち取る(心の静けさのうちに) 多くを語る訳ではないが、これで充分、人間を語る事が可能だと思う。失敗を恐れるのは人間として当たり前なんだが、恐れる余り無難になり過ぎるのも考えものだ。システムの中で音も立てず生きていて、苦しくはないのだろうか。システムは貴方が多少羽目を外した所で壊れたりはしない。心配しなくてもシステムは貴方を無視して動き続ける。変える事は容易では
ないが、システムの中で如何に生きるかは自分自身で決める事が出来る。そこに自由があり、愛がある。愛されたり愛したりも構わないが、もっと深い幸せもあると思うだけなんだが。私は人混みの中を進む。大地に足を触れず、緩やかに進む。何処へ向かうか私には解らないのだが。私には私だけに与えられた命があり、その中には様々なものが雑多にいりまじっている。良いか悪いか、分けてしまえば私ではなくなる。一切を引き受ける事が最上としか言えない。