メチャクチャだ

理性なんて、欠片もない。何処までも感情的で、それでスッキリするのは相手があっての事。どうせ下らない事で言い合いになっているだけ。中途半端に理性なんて持ち出さない方がいい時もある。暴言も言葉だけで楽しんでいるだけのうちが華よ。物騒な言葉を交しながら、実行に移すなんて度胸が私にあったら、黙って実行に移している。この年になると、人間が何時までも生きていないなんて事実は分かりきってる。私は戦後生まれだが、戦中に如何に大勢の人間が国の為なんて馬鹿らしい思想の元で、死んだか。終りかと思い安心したのも束の間。今度は企業戦士だと。これは人間の本能以外の何者でもない。物騒な言葉で本能は黙ってくれるなら、こんな安上がりな話はない。核兵器なんて使い道のない物作る暇はある訳だ。好きにしたらエエがな。三島由紀夫を読む。切腹のイメージが強烈過ぎて、避けてたんだが。物事の本質を見抜く目は鋭かった。読み終ってスッキリした。嘘は大いに楽しんでつくべし。人間の喜びは嘘にしかない。

おかまいなく

私は貴方を愛しています。でもそれは貴方に関係のないことです。モナ、リザに纏わる話は沢山あるのだが、多分リルケの書いた本にあった言葉だと思うのだが。最近、テレビが全く面白くないから、片っ端から本読んでいたら、いいなぁ、と思った言葉。好きになったり、愛するは個人の勝手。押し付けない限り何を愛しても一向に構わない。愛するものがあるのがいい。その時の心が素晴らしいと思える。

思う事

好きな音楽が手軽に聞けて、図書館に行けば読みたい本がある。物だらけで、これ以上、消費仕様がない。もったいないなんて言ってたら経済は破綻するしかない。働かなくては食えないのではあるが。今、人間は何が一番必要と思ってんだろう。仕事しながら、疑問が次々湧いてくる。昔は私にも欲望なるものが多少はあった。嘘でもあった方が生きる意味がこじつけられて楽だったのだが。三島由紀夫を読む。好きでは無かったが、どうやら食わず嫌いだった様だ。面白い人だったんだ。唯一本の中に人間臭い存在を見い出す。何をしでかすか解らないのが人間なんだな。そんな危機感を三島の軽いタッチの言葉の何処かに微かに感じながら、安堵する。物書きは暇なんだろう。最近、書くと言う事が馬鹿らしく思える。外で鉢植えの花眺めていると、何にも湧いてこない静寂を感じる。そもそも私はインテリなるものが嫌いなんだ。三島もその口かと思い、嫌煙していただけ。理性的な人間に感じるのはただ、退屈な存在もいたものだと。茂木健一郎はインテリなんだが、越えていて良かった。インテリも多様であります。苦手なのは、インテリ臭いの臭いがついた人。自惚れでもいい
から自分に価値があると思えるなら、鬱病にはならないであろう。皆、思い込みで生きてる訳なんだが、思い込みでも、笑えたら結構。笑えない思い込みが何よりおぞましい。

寺山修司

言葉をジヤックナイフのようにひらめかせて、人の胸を一突きするくらいは朝飯前でなければならない。言葉の持つ意味が人となりを語る。私の知ってる人に素直な人がいる。彼の言葉は辛辣なんだが、言葉に妙な愛情が混ざっていて、よくよく考えたらきつい事言ってるのだが。後で思い出すと、なるほどね、と関心する事がある。人間を知り尽しているのであろう。私は彼に対しては嘘をつく必要がないからか、安心して間抜けでいられる。私と彼の共通点は生まれ、死ぬ存在であると言う事だけで、生き方も考え方も違う。唯一似てるもう一つの点は好奇心と寂しがりと言う事位だろう。チンタラと話すのが苦手な人だった。言葉は常に切味のいい爽快感があり、別れた後でじっくり思い返しては苦笑してしまった。彼とは彼の奥さんを介して出会ったのだが。後半はもっぱら彼との付き合いが楽しみだった。

変わった患者

なだいなださんの本を読み、暫し爆笑。本当に書いてある様な患者が来ているのだろうか。なださんも言ってる様に、冗談も入ってるらしいから、鵜呑みにはしていないが。嘘でも思いつくのが楽しい。鬱病も治りそうな気がする。いや、私の場合鬱病ではなく、生活苦だから治らないか。焦った所で今すぐなんとかなるんだったら、苦労せん。あ～生きて行くのは骨がおれる作業だな。宝くじ当たるしか望みがないって情けなくない？