アホくさ！

人類滅亡。ニュートンの予言だから当たると思うその頭の構造が人類の滅亡になる。人間の愚かさなら多少勘のいい人間なら分かりそうなものだ。私も暇人だと嘆く。

退屈との闘い

仕事をしていると気が紛れる。道を見失った時は何も考えられない位肉体を動かす。まるで肉体に考える力があるかのように導かれる。愚痴を言っても何等の解決にはならない。迷い苦しみ、ただ無闇に川沿いの堤防を走り続けた。心が無になるまで。その境地まで走ってみよう。後は闇曇に走った。頭だけの思考のるつぼから抜け出す為に、私が問掛ける存在に肉体がある。以外と素直な答えを出すのが肉体だと言う信念がある。

演技の楽しみ

役者と言うものに興味がある。騙している訳ではなく、自分とは異なるキャラクターが演じれるのがいい。誰もスクリーンの人物に騙されたなんて文句を言う人はいないだろう。仕事の楽しみもそこにある。様々な人がいれば様々な役を演じる。騙す気はない。あくまで楽しい時間を共有したいが為に過ぎない。楽しんで頂けたらと常々願う。私の演技を真に受け取らず笑ってくれる。なんせ世の中は窮屈過ぎる。空想の世界は果てしないのだ。ギスギスしすぎだ。ユーモアこそ今の社会には必要かも。

傲慢な愛に隠された心

若い頃の私は威張っている人が偉く賢いのだと勘違いもした。それは自分に自信がなく何時も下を見ていたからだ。下も上も見る必要はない。あるがままのその人と向き合うだけだ。素直な人が賢いのかどうかは知らないが私の好きな人はただ素直な人でしかない。ある人に心惹かれた時期がある。何が私を夢中にさせたのかを後に考えると、自然体だった事に気付かされた。背伸びしている自分が惨めに思えた。今はお馬鹿さんブームだ。これも分かる気がする。誰もが賢いふりを見ているのに嫌気がさしてきたのだろう。ソクラテスの悟りは自分が何も知らないと言う姿勢が賢者である証と諭している。歩き続ける。これは私の生きる哲学になっている。偉くなんてならなくていい。ただ歩き続けて欲しいと子供達には願う。そして道に迷ったら尋ねる勇気と聞ける耳を持って欲しい。

苦難の形

神様はその人に背負えない苦しみは与えない。この言葉を幼い頃から繰り返しながら生きてきた。神様の事は誰かに教えてもらった訳ではない。自然に私の心に生じた不思議な生命の支えの声。幻想か妄想に過ぎないのかも知れない。ただ心ぼそくて誰かの導きが欲しかったのだと今では言える。子供の生命力は凄いと思う。愛されてもいないのに必死になりしがみつく。ただ生きたいが為に。しかし、誤った愛は後遺症を残す。人間の中で生きて行かなくてはならないのだが、その人間が信じられなくなる。しかし、最近私は人間の愛に恵まれなかった事に感謝もしている。子供が生まれた時、私の脳裏をよぎった言葉がある[私の代で断ち切ってやる]随分激しい言葉だと記憶している。あの時は漠然と言葉の流れを感じていたが、今は何を言わんとしていたかが分かる。人間の誤った愛の形に傷付いた人間の叫びだったと。私は誰の子供でもない。私に親がいるとしたら、幼い頃、私を騙した神様だろう。ただ生きたいと言う私の願いに応え、嘘を囁いたのかも知れない。生命の不思議から生まれる嘘がある。何処にも生きる場所のない者達の祈り。