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無言のままに去っていったプチを思う。あれこれ思いを巡らす。 小屋の前に座り込んでプチに聞いた。 おまえは幸せか。 いまでもそれだけを思う。 幸せだったと思いたいが最後の日に思いを巡らすとやるせなさと後悔だけになる。 罪滅ぼしなんだろう。 花をたむけるのは。心が痛むが故の行為にも思える。
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ひんやりとした空気を感じる度にプチを思う。夏が苦手な私は暑さの中で死んだプチが哀れに思えてならない。今までは暑い中を自転車で走る度に不満をつぶやいていた。今はそんな気にならない。小屋の中で逃げる事も出来なかったプチを思うと、むしろこのくらいの苦痛は受けて当たり前に思う。 プチの餌代だけはと思って仕事も探した気がする。 私が死んだらおまえはどうするんだろう、そんな心配は無用だったね。でも働く意味が一つ失われた気もする。また、悲しみを忘れる為にがむしゃらに動くだろう。他に理由が見当たらない。
毎日が勉強だ。確かにそうですね。あなたの勉強とは何をさしているのやら。身に付かない形だけの勉強ほど虚しいものはない。言葉と姿勢が継ぎ接ぎの雑巾になる。従いながら心の中であなたを哀れむ。何故人は教えることに傲慢になるんだろう。何故人は無意識に人を踏みにじっていることに気付かぬように努力するんだろう。何故良い人間を演じるのだろう。道化芝居ほどけっけいなものはない。
階段を上がるとすぐに水入れが目に入る。空っぽになった水入れ、もう必要ないんだと分かっていてもそこにまだプチがいるような気がして小屋を眺める。 忘れたくない。辛いが忘れたくない。いつか自然に消えていくがままに記憶に留まっていていい。いつまでも留まっていていいんだ。 サヨナラは言わなかったんだから、言えなかったから。
おまえは何の為に言葉を紡ぐのか。愛も知らず、愛することさえ拒むその心から生まれる言葉など何の値打ちがある。 おまえは生きてはいない。死んでもいない。 おまえは存在しないに等しい。 おまえには苦しみなどない。 おまえは苦しみを捨てた時に愛されることさえ捨てた。 求める資格はおまえにはない。 私はおまえを決して認めはしない。 おまえの心の深みから発する無言の願いに心を閉ざす。 おまえはいつか自らの愛に罰せられる。他人からではない ひたひたと忍び寄る足音もおまえには聞こえない。 聞かなくてもいい。 おまえが選んだ愛はいずれおまえを訪ねてくる。 毅然と受け取ればいい。すべておまえが選んだのだ。


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