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変わらない。学友が将来の夢を語る傍らで私は漠然と生きていた。友人の夢を羨ましく思った事もない。私の心にあったのはあてど無い漠然とした未来だけがあった。ただ未来だけが。それは人間が作った世界では無かったのかも知れない。小さかった木がいつの間にか巨大な木に育つのと同じ感覚にも思える。風雪に耐え、時を超え、今や空を覆う程になった木を見上げながら、思いを馳せる。ここまでの長い年月に思いを巡らせる。 何百年も佇み続けた木にもあらゆる困難があっただろう。ちょっとした偶然が幾つも重なり今がある。それを私は神の恵みと言う。 私は何かになろうとは今でも思わない。今日1日を見つめ歩く。何になるか私には分からない。神なる存在がいるなら、多分あなただけが知っている。私はあなたを信じるように今日を信じる。未来を信じる。かって幼い日にあなたを信じたように無心に私は生き、愛する。あの日の私が一番あなたに近い世界にいた。信頼だけを胸に抱き歩いた道がある。今ではあなたの背中は見えない。時折思い出しはするが、私の前にあなたの背中はない。 私を導いてきた静かな歩みを忘れない。月灯りの寂
しい道で私はあなたの背中だけを見つめて歩いてきた。
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体が不自由でも人間には心の自由がある。それを奪われては希望など持てない。私は何度も愛する者と別れを繰り返してきた。追いかけられるものなら追いかけたかった。だが、私は追いかけはしなかった。してはいけない気がした。今私は逃げる事も出来る。嫌な事からは逃げる。それさえ出来ずただすがるしかない者もいる。逃げる力さえないのだ。そこに私は幼い日の自分の姿を重ねてしまう。海に囲まれた小さな島から逃げるには鳥になるか魚になるしかなかった。残念な事に私は金槌で泳げない。残念な事に私には翼がない。私の自由は心の中だけでしかなかった。その自由を許し受け止めてくれたのは自然だ。私もまた自然と同じように人の心を自由へと導く存在でありたい。
総称ではなく個人名で呼ぶ。教えた訳ではない。何度か病室に入り、いつの間にか名札を見て覚えたのだろう。何も分からないとぞんざいに扱うと本当に分からなくなる。否、心を閉ざしてしまうのだ。私が経験した事が治療に役立っている。子供に返ってしまった老人の心に私は幼い日の自分を重ねながら話しかける。私が求めていた愛を与える。優しく包み込むような眼差しで、おいでと手招きする。不思議なんだが奇跡とも思える出来事が起きる。無表情だった人が瞳に力強い光を持ち、歩けなかった人がある日突然歩き出す。今日は休みだが気にかかる。歩く練習をしてくれているのだろうか。食事を食べているのだろうか。今日は休みと伝えてはあるが、不安にならないだろうか。あれこれ気になる。 愛する努力と愛される努力は同じだと思う。愛されたくて頑張ってくれる。私の愛に応えてくれる姿が愛おしい。神よ。愛は奇跡です。あなたを信じるが故にあなたの導きのもとに行動します。 支えられると言う事の意味を知りました。今の私はまさに沢山の純粋な心に支えられています。純粋であるが故に奇跡にもなるのだと実感しています。私もまた、あ
なたの前では純粋な幼子でしかありません。永遠にあなたと共にいたいが為なのです。
憎むと心が傷つく。だけど愛せない。無関心になる。チラッと視線を向け、サラリとと流していく。記憶に残したくないものがある。関わりを持たなければ存在しないに等しい。憎むより無関心になりたい。子供の頃、私は何も見てはいなかった。心の中に閉じこもり外界をチラッと見るだけで、外に向けられた意識は意味を持たなかった。私の心は平和だった。何も見ない。何も聞かない。遮断された世界で私は生きていた。心を守れる強さが私には無かった。自分さえ守れない人間が人を愛せる訳がない。心と言う機関は感じる為にある。閉ざして生きれば楽だろうが、果たしてそれで生きていると言えるのだろうか。傷ついても心を閉ざす事はない。ただ扉を閉めるだけでよいのだ。出るか出ないかは私が決める。私の意志でしか開かない扉がある。
野生の動物が持つ本能を私も持つ。野生と違う所は環境の意のままにならない理性を備えていると言う点だ。本能が牙を剥く対象を見つけた時に私の本能が目覚める。生きるか死ぬかの戦いに挑む時、私は自然から遥か彼方まで歩いてきた人間の足跡を感じる。野生の動物は常に生と死の狭間で生きている。彼らが戦う時は命がけなんだと知る。単純だ選択肢は二つに一つしかないのだから。人間の小賢しい生き方など恐れる値打ちさえない。死を恐れるが故に生き切れないのだ。死ぬ覚悟で生きている者には勝てない。勝ったとしても虚しい。何故ならいずれ彼らも死に敗北する。


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