男運

独身の時、町の占い師が言ってたのは、悔しいが当たっていた。(男運はいいが、貴方がわがまますぎる)当たってはいたがわがままではない。ただたんにあきっぽい性格なんだ。年とともに気が付いた事は多い。言葉の解釈も変わっていった。若い時は全て自分が悪くて、嫌な人間だと、自己嫌悪の日々だ。 そんなもんかも知れない。上手く自分と付き合えない。理想的な自己象を描き、当てはまらないと切り捨てていた。気が付いたら心臓だけが残っている。これじゃ生きてる意味ないじゃん。嫌なんだが、見映えより効率がいい方がいい。わがままでいい。結婚が全てではない。自分に合う生き方がおしゃれなんだ。似合いもしない自分でギクシャク生きていたって楽しかない。うーんとわがままに生きて、孤独になっても、今が最高にいい。自分らしさに出会うと、他の自分は考えられない。男運ねぇ、確かに悪くはない。大した男がいないだけ。